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(2/2)君の温度 第一回 二葉エマ


ひとつの季節を終わらせようとしている街は、なんだか静かで、君はその静寂を切り裂くように急に走りだす。

驚いた僕の顔を見ると、君は笑って、それから何もなかったような顔で、また隣を歩き出した。

泣いたり、笑ったり、怒ったり、天気みたいにくるくる変わる君の表情を眺めながら、来年の夏はどこにいて、どんな気持ちでいるだろう、とぼんやり考える。


また暑いとか文句を言いながら、うなだれている君の姿を想像していると、名前を呼ばれて、顔を上げたら君がそこにいた。

「何へらへらしてんの」と君が笑うから、黙ってその小さな手を取る。

もうすぐ日が沈み、街は一日を終わらせようとしている。

僕たちは、同じようにいつもの道を歩く。

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