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#古着女子 vol.6 河北彩伽【後編】

あなたは、どんな服が好き?
私たちの生活に欠かせないファッション。自分のために着る服も、誰かのために着る服もあるでしょう。あんな服やこんな服、本当はもっと、いろいろ着てみたい。それに……大好きな推しのファッションだって、あんなテイストやこんな服、いろんなあの子を見てみたい。今回は河北彩伽さんが、代々木上原の古着店『CaNARi』でご自身がスタイリングした服を着て、春風の吹く路地をお散歩。

写真・TOYOHIRO MATSUSHIMA / 文・ミクニシオリ

CaNARi
🏠Open 平日・土曜 13:00-21:00 日・祝日 12:00-20:00
東京都渋谷区上原1-33-16
0364079588

STYLING #3
レトロワンピ×辛口ジャケットで、甘さを引き立てて

CaNARiでも人気のある個性的でレトロな総柄ワンピースは、河北さんの落ち着いた魅力に合わせて引き算。レザージャケットや黒パンプスなど「辛口」なアイテムを入れることで、甘やかな表情を引き立てるコーディネートに。

河北彩伽さん(以下、河北)「服を選ぶ時はいつも、自分に似合うものかどうかをすごく意識していて、個人的にはぴたっとした服の方がいいと思っていました。こういうオーバーサイズなジャケットを選んだことがなかったのですが、不思議と私にフィットしている気がする……!」

自分では選ばないけれど、しっくりきてしまったコーディネートに喜びを隠せない河北さん。その顔に笑顔が浮かぶと、思わず私たちもにっこりしてしまいます。

河北「ヨーロピアンテイストのヴィンテージは、こんなに女性らしいんですね。なんとなくもっとカジュアルな着こなしが多い印象があったのですが、思い込みって良くないですね」

河北さんを特にときめかせたのは、ヴィンテージのアクセサリーたち。既製品にはない存在感のあるアクセサリーたちは、CaNARiでも人気のアイテムです。

河北「実は、去年からヴィンテージにハマっていて、最近は代官山の古着屋さんに出入りしたりもしていたんです。海外の女性が、お母さんから譲り受けた服を今らしく着こなしたようなコーディネートが好きで、雑誌だと『GISELe』のようなファッションが憧れ」

自分で着るのは難しいんですけどね、とはにかむ河北さん。やってみたいファッションはたくさんあるけれど、冒険できずにきれいめなお洋服に出戻りすることが多いそう。

河北「結局無難な方向に進んでしまうのは自分の悪いクセ。みんなにも色々な自分を見せたいのに、私だけじゃできないから、こうやって誰かにスタイリングしてもらえると、いつもすごく嬉しいんです。」

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