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シンプル・イズ・ベスト。リラックス空間で身も心もリフレッシュ【週末に大好きなあの人とお泊りしたい、ちょっとオトナなラブホテル】vol.7

SERIES -週末に大好きなあの人とお泊りしたい、ちょっとオトナなラブホテル

一緒にいられるなら、どこだっていい。
ーーなんて、ごめん、きれいごと。
どこだっていい、けど。ほんとうは、よりきれいでゴージャスがいいし、非日常を存分に味わいたいし、そんなに遠い場所じゃなくて気軽に行けて、お泊りセットも持っていきたくないし、お財布もあんまり傷まない……すべてのわがままを叶えてくれるところで、一緒にいたい。
そんな、”都合の良さ”がぎゅっと凝縮しているのが、今どきのラブホテル。
旅行誌には載らないけれど、遜色なく魅力的なホテルを、北野未奈さん(以下、北野)とともに発掘&紹介してゆきます。

写真・小林弘輔

錦糸町 HOTEL LOHAS
Address 〒130-0022 東京都墨田区江東橋4-7-11
https://fairy-group.jp/lohas/

そろそろ、歩いているだけでほんのりと汗ばんでくる季節。駅から徒歩6分、早く一息つきたい気持ちで801号室のドアを開けると。

北野「あ、ここ、間違いのない部屋。なんていうか、安心感があるっていうか。わたし、すごく好きです!」

モダンで清潔感溢れる、モノトーンな色調。クリアなシャンデリアも、控えめでいい感じ。
シンプル・イズ・ベストの良さが、極まっています。
そうそうこれこれ、こういうところがいいの、過剰じゃなくて、気取りがなくて、等身大で。




3人は座れそうなゆったりとしたソファーの後ろには、遮光カーテン。
こういうとき、たいていのラブホテルって開かない窓についたお飾りカーテンなんだよなあ、なんて諦めは早計。

北野「珍しい! 窓、開くんですね! あれ? もしかして……スカイツリーが見える!」

ふわりと入りこむ初夏の軽い風の奥から、スカイツリーがひょこり顔を見せています。シンプルながら、ぬかりのないサプライズ!
夜にはきっと、周辺のビルのネオンとスカイツリーの柔らかな点灯が重なって、この部屋にさりげない光を添えてくれるはず。
さらに北野さんは、意外なところにサプライズを見つけ、ひそかに大興奮のご様子。ベッドルームとソファルームにそれぞれ備え付けられた65インチ大画面テレビの、ソファールームのほうに注目すると。

北野「見てください! DVDプレイヤーがあるんですよ! これはポイント高いですよ」

一体どういうことでしょう。

北野「わたし、長く過ごせそうなラブホテルが好きなんです。DVDプレイヤーがあるってことは、つまり、DVDを持ち込めるってこと。『今日はなに見よっか?』『マッサージモノにしちゃう?』なんて、パートナーときゃっきゃしながら一緒に選んだAVを、持ち込めるんです。そういえば昔、ラブホテルのDVDプレイヤーの中にソフトを忘れてきちゃったこと思い出しました(笑)」

ほかにはカラオケもあるし、お食事メニューもお盛りだくさんだし。「ソーセージ盛り合わせにピザに……ラブホテルで食べるから美味しいんだよなあ」と、唇の内側がついつい滲んでしまったような口調でメニューを見入る北野さんが、次に気づいたこの部屋のサプライズは、ベッドルームを越えて、バスルームの隣にありました。
ちょうどふたりが密着してぴったりの、プライベートサイズのドライサウナ室。
すると北野さん、なにか思い出したように、うっとりと瞳を滲ませます。



北野「実は前に、ラブホテルのサウナでエッチなことしちゃったんです。『このなかでシテみようよ!』ってわたしから提案して、彼はオモチャと舌でがんばってくれて。『こんなに暑い場所で、こんなことしちゃって大丈夫なの!?』というハラハラが、楽しい気分と気持ち良さを盛り上げました(笑)。あー、またシテみたいなあ(笑)」



ときめくような刺激を受けた体を癒やすのは、白いシーツが安心感をもたらす、ふかふかの大きなベッド。
うん、やっぱりシンプル・イズ・ベスト。だからこそ、パートナーの色気が際立つし、楽しいことにだけのめり込める。
リラックスしてたっぷり眠った翌朝、昨日とはまた違った表情のスカイツリーに「おはよう」って言うのが、楽しみ。