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セクシー女優 加美杏奈 120歳まで笑って生きる

※2022年7月8日にWebメディア「KAI-YOU.net」にて配信された記事です

取材:かよちゃん 文:ミクニシオリ 写真:ヤンス・キム フラワーアレンジ:岡本悠

セクシー女優たちの知られざる一面を垣間見るフォトレポート連載「She Sees Scene」。フォトグラファーのヤンス・キムさんが切り取るのは、本人すら気づいていない刹那の「Scene」。

第12回に登場してくれた加美杏奈さんは、カメラの前で自由にポージングしてくれる姿が印象的だった。新体操やダンスの経験もある彼女からは、全身を使って表現しようという意図が伝わってくる。

 

 

撮影のために「髪をオレンジに染めてきました!」と嬉しそうに語る通り、当日は終始持ち前の明るさで現場をリード。まるで太陽のような加美杏奈さんは、なぜ常に前向きでいられるのだろうか。

夏の陽にも負けない、加美杏奈の笑顔

 

 

 

 

 

 

 

女優になって2年、日々自分を振り返る

 

 

 

──カメラの前でも、普段と変わらずにのびのびとされているんですね。撮影もリラックスした雰囲気で進められたと思います。

加美 写真のお仕事が好きなんです。自分のことを身体全体を使って表現できるのも楽しいし、ポーズを取りながら「今こう見えてるかも!」と、新たに発見できるのも楽しい。今回の撮影も本当に楽しみにしていて、髪色まで変えちゃいました!

──夏っぽいオレンジカラー、加美さんの雰囲気にすごく合ってますね!

加美 オレンジは初めてだったから、染める時は緊張しました。でも、本当はもっといろいろな髪色を試してみたくて。季節や気分で毎月変えたいくらい!

 

──明るめの髪色が似合うのもそうですが、元気で明るいイメージがありますよね。お仕事中とオフの時とで、テンションに変化はあるんですか?

加美 それが全然ないんですよ〜。いつもこんな感じです(笑)。

──ご自身のポジティブな空気に、周りを巻き込んでいく人という印象もあります。

加美 そうできてたらいいんですけど。でも、本当はもうちょっと大人になりたいなとも思っているんです。なんでもまず身体で覚えたいタイプだから、考える前に身体が動いちゃうんです。それで、焦って行動して失敗することも多くて。

基本的にポジティブな自分でいたいなとは思っているんですけど、常にギアが入りっぱなしの状態で、ストレスに気づけないんですよね。

──気づかないうちはストレスじゃないというプラスな考え方もありかもしれません。

加美 たしかに〜。私も今までは、ずっと「病む」という感情と無縁に生きてきたんです。でもやっぱり、最近は人に指摘されて自分がストレスを溜めていることに気づく瞬間があって。

気づいた時に、すっと肩の力を抜いてみたら、ラクに動けるようになったことがあったんです。

 

 

 

──なるほど。ストレスに向き合うのって大変だけど、そんな自分を認めちゃった方がラク、みたいな感じですか?

加美 そうそう! 私、すごくパリピっぽく見られることが多いんですけど、本当はそうでもないんですよね。一人の時間も好きなんです。

今まで「人と話してる時が一番楽しい」って思い込んでたんです。でもよく考えてみたら、自宅で無心でクイックルワイパーをしてる時とか、お風呂に浸かってる瞬間が、心は一番リラックスしていて。

このお仕事をはじめて2年経つけど、いろんな人に意見を言ってもらう機会も、自分で考える機会も増えたから、昔よりも自分を振り返るきっかけが増えているように感じます。

将来の夢は社長と母

 

 

──それにしても、こうして話をしていても、加美さんが無心でクイックルワイパーをしてる姿が想像がつかないですね。

加美 人から見ると、そうは見えないのかもしれません。暗い人だなって思われたら相手に気を使わせちゃう。そしたら自分も気を使っちゃうから、そうは見えないようにしています。

──なるほど。それができるのもすごい気もしますが……!

加美 私はわりと人のことをよく見ているタイプなので、まず相手のしたいコミュニケーションを理解しようとしています。

盛り上がってたいのか、しっぽりしたいのか。自分はどっちでも大丈夫なタイプだから、場が円滑に回る方に合わせちゃうんです。相手も自分も、自然なやり取りが一番楽しいですもん。

──それ、すごいライフハックじゃないですか? 周りが楽しい方が自分も楽しい、と。

加美 これ言うとたまに「もっと自分持ちなよ」って言われることもあるんですけど、私にとってはこのやり方が自分らしさなんですよね。

──加美さんは、自己分析や振り返りが上手ですね。自分を理解して気持ちを言葉にできると、生きるのがラクになったような感覚になりますよね。

加美 1から何かを考えたり、気持ちを言語化するのは好きなんです。でも私も昔は、自分の意見を言うのが怖かったんですよ。人から「それは違うんじゃない?」って否定されるのが怖かった。

でも、誰かがつくってくれたものを演じるだけじゃ、私らしさってなくなっちゃうじゃないですか。それは楽しくないし嫌だから、仕事をする時も、友達と話す時も「私だったらこうしたいな」っていう自分主体な気持ちは忘れたくないんですよね。

 

──素敵な考え方。やり手の女社長みたいですね。

加美 本当ですか(笑)。何かをつくるお仕事は興味があります! ファッションもものづくりも好きだから、いつかそういう仕事にも関わってみたいな。

実は……起業にもすごく興味があるんです。だから、もっと広い世界でいろんな人と関わって、視野を広く持っていきたいな〜。

 

──加美さんのつくる会社で働くの、すごく楽しそうです。

加美 私、将来は自分の母みたいな強い女性になりたいんです。今振り返ると、お母さんってすごくないですか? 子育てと家庭を回すことを両立してて、いつ寝てたんだろうって思うし。たまにバカなことも言うんだけど、心も体も強くて、責任感があって。

私はまだやりたいことが定まらなくてブレちゃうことも多いけど、たとえば30歳を迎える頃には、お母さんのような芯のある女性になっていたいですね。

──将来の夢も尽きませんね。

加美 結婚とか子どもとかはまだピンと来ないけど、いつまでも楽しく生きてたいですよね。都会で家を持つのも素敵だし、地方で家を持って自然を楽しむのもしたい! どこにでも行けるようにキャンピングカーを持って暮らすのもいいですね!

──今日の収録を通じて、加美さんの常に前向きな姿勢がひしひしと伝わってきます。

加美 ポジティブのコツは、母から受け継ぎましたから。120歳くらいまで笑って生きられるように、まずは今を、明日を楽しみながら生きていきたいです。

 

 

「She Sees Scene」のInstagramでも撮り下ろし写真を公開中。

【写真】加美杏奈さんの撮り下ろしカットをもっと見る

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