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COVER MODEL Vol.22  橋本梨菜「大好きな海できれいに撮ってもらえて……こんなに最高な仕事はない」

SERIES -COVER MODEL

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カバーモデル連載では毎月、豊かな感性と多彩な視点で生きていく人々の姿をお届けしていきます。

第23 回目は、グラビアモデル・橋本梨菜さん。

子役やアイドルで芸能のキャリアを積み、グラビアモデルに転身。「自分を主役にしてくれる、こんなにきれいに撮ってもらえる仕事ができて幸せ」だと語ります。

初めてDVDを撮影したときの思い出や、ステージに立ち続けることへの想いなどをうかがいました。

文・菅原さくら/写真・羊肉るとん

橋本梨菜 プロフィール

1993年9月13日生まれ。関西でのアイドル活動を経て2015年からグラビア活動を開始、日本一黒いグラビアアイドルの異名を持つ。YouTube「橋本梨菜の『橋本ちゃんねる』」も開設しYouTuberとしても活動中。

 

自分が主役になれるグラビアの仕事に、ハマった

――橋本さんのキャリアのはじまりは子役、アイドルなんですね。

橋本梨菜(以下、橋本) 7歳のとき、一般公募のCMオーディションを受けたのが最初です。近鉄バッファローズのファンクラブのCMで、受かったら年間シートがもらえるものだったから、近鉄ファンのお父さんが盛り上がっちゃって(笑)。その出演をきっかけに事務所に所属しました。

それで、事務所のメンバーとアイドルグループを組んだんです。3歳からクラシックバレエもやっていてダンスが好きだったから、ステージに立つのは楽しかったですね。憧れていたのはアイドルじゃなくて安室ちゃんだったんだけど(笑)。中3から20歳くらいまでは、そのグループで頑張っていました。

――そこから、どうしてグラビアに?

橋本 まず、メンバーの就活などのタイミングで、グループが解散したんです。私も普通の大学生に戻って就活してみようと思ったんだけど、たまたま日テレの「汐留グラビア甲子園」というコンテストを見かけて。

グラビアの知識なんて全然なかったものの、巨乳だって褒められることも多かったし、これでだめなら芸能の仕事は本当におしまいにしようという気持ちで、最後にチャレンジしてみたんです。

――コンテストはどうでしたか?

橋本 人前で水着になるのもはじめてだったんですが、もともとが負けず嫌いなので、選考が進むうちに「絶対に結果を残したい」って思うようになりました。だから、準グランプリをいただいたときは、本当にうれしかったです。

でも、副賞でいただいたDVDを出せる権利は、ちょっとプレッシャーでしたね。映像ってハードルが高そうだったし、サンプルを見てみたらすごくひわいに感じたから(笑)。なので、できるだけ露出を控えて、一枚だけ撮りましょうってことで沖縄ロケに向かいました。それが、実質はじめての水着の仕事です。

――写真じゃなくて映像からのグラビアデビュー、いかがでしたか。

橋本 それが、もうすっごく楽しくて! 帰りの飛行機に乗るころには、すっかりハマっていました。撮影初日は心細さのあまり、めちゃくちゃ小さい水着を着ているような気持ちになったし、ここにいる全員が自分を脱がせようとしてるんじゃないかって疑心暗鬼になったけど……全然そんなことはなくて、周りの方々もすごく優しかったんです。

しかも、出来上がった映像を見たら、すごく素敵。アイドルとして活動していたときはグループだったから、自分一人をこんなに大きくきれいに撮っていただけるお仕事はすごく幸せだなと感じました。

そのままどんどん出演を重ねて、気づけば20枚くらいDVDを出してます(笑)。

ボディやスキルに磨きをかけて、ステージに立ち続ける

――橋本さんといえば、美しい小麦色の肌としなやかなボディ。キープのためにどんな努力をしていますか?

橋本 まず、うちの事務所は「痩せろ」ってまったく言わないんです。だから、いつでもたくさんごはんを食べさせてもらえます(笑)。でも、きれいな胸やおしりを際立たせるためには、ウエストやデコルテはすっきりしているほうがいいと思うから、ダンスやサウナで汗をかいて引き締めることは意識してますね。

小麦色の肌に関しては、この2年くらい保つのがめっちゃ大変でした。日サロには行かないって決めているので、ロケでみんなが日陰に入っているときにも日なたに出たり、日焼けオイルを塗ったりして、地道に焼いてる色なんですよ。だから、コロナで海外に行けなくなって、やっぱりちょっと白くなっちゃいました。

でも、あんまり黒すぎると夜見えなくなっちゃうし(笑)。いまよりもうちょっと焼けているくらいでキープしたいですね。

―グラビアのかたわら、グラドルユニット「sherbet」でも活動しているんですよね。

橋本 地元で真剣にやっていたぶん、アイドルはグラビアモデルが片手間でやるものじゃないと思っていたから、最初のうちは乗り気じゃなかったんです。でも、やってみたら、楽曲やダンス、衣装に対しても「こんなことをやってみたい」って構想がどんどん出てきて。自分の意見を反映できるようになると、また別の面白さがありました。

ステージに立つのはやっぱり楽しかったし、いまはメンバー全員がVJ/DJスキルを身につけたから、これまでとは違うパフォーマンスもできるようになりました。
海外のクラブからオファーをいただいたり、ちょっと歌や踊りも組み込んでフェスに出演したり……自分の好きな音楽を、いろんなかたちで続けられているのはうれしいです。

YouTubeの個人チャンネルは、素の自分でいろんなファンとつながれる場所

――最近はYouTubeにも力を入れていますね。sherbetのチャンネルと、個人のチャンネルがあります。

橋本 sherbetのほうは、とにかく知名度を上げるためにいろんなことをやってきました(笑)。おかげで全国にファンができたから、全国ツアーはそういう方々に会いに行く気持ちでやっています。

個人のチャンネルは、マイペースにやりたいことをやる場所。なにも飾らず楽しくやれるから、いまは個人チャンネルの撮影が一番好きな仕事です。グラビアやDVDとは違う層のお客さんとつながれるのは、すごくいいなって思っています。

――これから挑戦してみたいことはありますか?

橋本  グラビアはすごく好きなので、ずっと続けていきたいです。事務所の方には「ステージに立っているときと、グラビアを撮っているときが一番いきいきしている」って言われます。そもそも海や旅行が大好きだから、ハワイやグアムに連れて行ってもらえて、きれいに撮影してもらえるなんて、こんなに最高な仕事はないなって思うんですよね。

――最後に、自分や将来をイメージして思い浮かべる色を教えてください。

橋本  アクアマリンでお願いします! さわやかで、情熱的すぎなくて、明るい雰囲気がいいですね。水色とか黄緑とか、エメラルドグリーンみたいな系統の色が好きなんです。アイドル時代はずっとメンバーカラーが黄色だったので、黄色系には飽きちゃったっていうのも大きいかもしれません(笑)。

橋本梨菜の出演作品をチェックする(DMM)