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#古着女子 vol.3 石原希望【前編】

あなたは、どんな服が好き?
私たちの生活に欠かせないファッション。自分のために着る服も、誰かのために着る服もあるでしょう。あんな服やこんな服、本当はもっと、いろいろ着てみたい。それに……大好きな推しのファッションだって、あんなテイストやこんな服、いろんなあの子を見てみたい。今回は石原希望さんが、下北沢の古着屋「Early20」で、「着たい」と「みんなに見せたい」を融合させたコーデを披露します。

写真・TOYOHIRO MATSUSHIMA / 文・ミクニシオリ

Early20
🏠weekday 14:00-21:00/sat, sun, 13:00-21:00
東京都世田谷区北沢2-35-5
(下北沢駅から徒歩3分ほど)

下北沢の古着店『Early20』には、店長さんがアメリカで直接仕入れてきたUS古着が並びます。店内は、スポーティーでカジュアルだけど「おしゃれなアメリカ人が着ていた服」を彷彿とさせるセレクト。定番で着やすいアイテムとY2Kなサイバー感が強い個性的なアイテムが、ちょうどいい割合で混じりあった店内。
さりげなく個性を主張する洋服と石原希望さん(以下、石原)のとびきりの笑顔が融合して、2000年代にタイムリープしたかのような不思議な空間に。洋服に合わせて表情を変えていく彼女の一瞬一瞬を、大切に切り取りました。

後編には石原さん自身がチョイスしたアイテムで組む、とっておきのコーデも。

STYLING #1
元気な配色なのにこなれ感もある、平成のヒップホッパーコーデ

ポップな赤ボーダーをブラックのゆるパンで締めたボーイッシュなコーデ。石原さん私物の厚底クロックスと髪色に合わせたオレンジメイクで、ラフな女性らしさをうまく融合させました。

石原「今日の髪色は、行きつけの美容師さんに「おしゃれかつ、似合う感じで」とお願いしたんです。キレイなお姉さんコーデよりもカジュアルでボーイッシュな服が最近の気分なので、今回の衣装もピッタリ!」

石原「お仕事を始めた時は、自分も男性ウケの良さそうな女の子らしい服を着た方がええんかなと思っていたけど、流行が自分が元々好きだったファッションに近づいてきてくれたので、結果的にいつも自分らしい服を着られてるかな」

Early20の醸し出すY2Kな雰囲気も、今の石原さんの気分にぴったり。今らしいのにどこか懐かしくて、USEDならではのこなれ感もあって……初めて着る服なのに、昔から着ていたような、不思議な親近感があります。

石原「中高生の時は古着が大流行していたので、よく着ていました。でも私、試着するのが苦手なんですよ。いいなって思ったものをその時の感性で買いたいから、今はほとんど通販で買っちゃう。あの頃はミリタリーな服が流行りだったんだけど、かわいいなと思って、試着せずに買った古着のMA-1の袖の長さが、自分の腕の2倍くらいあって着られないなんてこともありましたね(笑)」

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