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#古着女子 vol.4 七ツ森りり【前編】

あなたは、どんな服が好き?
私たちの生活に欠かせないファッション。自分のために着る服も、誰かのために着る服もあるでしょう。あんな服やこんな服、本当はもっと、いろいろ着てみたい。それに……大好きな推しのファッションだって、あんなテイストやこんな服、いろんなあの子を見てみたい。今回は七ツ森りりさんが、6人のオーナーが経営する裏原宿の古着屋『PAT MARKET』で、服に合わせた様々な表情を見せていきます。

写真・TOYOHIRO MATSUSHIMA / 文・ミクニシオリ

PAT MARKET
🏠Open 14:00-20:00
東京都渋谷区神宮前3-27-8
(明治神宮前<原宿>駅から徒歩10分程)

2000年代の雰囲気を彷彿とさせる古着を扱う、裏原宿の『PAT MARKET』。開店からわずか1年半で、海外の有名クリエイターも訪れる人気店に成長しました。20代の若手スタッフ6人が、共同オーナーとして店舗を運営しながら、それぞれが自身の感性で古着をセレクト。

感性が異なる古着を着こなせるのは「着こなしのプロ」でもある、七ツ森りりさんの才能。かっこいいとかわいい、懐かしいと新しいが全て融合した店内で、様々な表情を魅せていきます。自由度の高い『PAT MARKET』では、どんな自分にもなれるのです。

後編では七ツ森りりさん自身がチョイスしたアイテムで組む、とっておきのコーデも。

STYLING #1
アーティスティックなヴィンテージをラフにレイヤード

個性的なトップスとベルトを、絶妙なサイジングでまとめたレイヤードコーデ。平成のスナップ雑誌から飛び出してきたかのような個性的な服たちも、七ツ森さんが着こなすとどこか今どきな表情に。

七ツ森りりさん(以下、七ツ森)「昔から色々な服を着てみることが好きで、ジャンルにこだわらずその時の気分に合った服を選んでいます。でも、お仕事で誰かに着てほしいと言われた時しか、着ることのない服もあって。そういう服に手を通して、新しい自分を見るのが好きなんです」

学生時代から、人前に出る仕事を続けてきた七ツ森さん。職業が変わっても、服に対してのマインドは変わらず「自分では発見できなかった自分」を見つけることを楽しんでいます。しかし被写体としての感覚には、変化があったのだとか。

七ツ森「服を見せることももちろん大切だけど、私自身を見てもらっていることに、責任感を持つようになりました。どんな衣装を着る時も、みんなはどんな私が見たいのかな、と考えながら表情を作って、ポージングしています。女性として魅力的に見せることに対して、向上心を持つようになりましたね」

衣装を身にまとうこと、写真を撮られることに対し、人一倍強いプロ意識を持っている七ツ森さん。「全部楽しんでるんですよ」と笑いながらも、カメラを向けられた瞬間から、被写体としての彼女の魅力が溢れ出します。

七ツ森「女優になってからは、肌やボディラインの見える服を着ることが増えたけど、もともとは古着も大好き。レイヤードや組み合わせ次第で印象が変わるし、昼と夜だけでも表情を変えてしまうような、特別な存在感がありますよね」

STYLING #2
誰よりも個性的な「アイドル×ギャルコーデ」

コーディネートの主役は、細い足を引き立てるファーブーツ。カジュアルな印象のトップスとスカートに、ヘアアレンジとブーツを上手に足し算。平成アイドルのような、はたまたギャルのような……そのどちらでもないような、一周回って新しいコーデに。

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