澤田智哉（先生）役：神崎まどか
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――fempassCinemaに出演した際の現場の雰囲気や印象に残っていることを教えてください
神崎まどかさん（以下、神崎） 初めましての現場だったので少し緊張しましたが、皆さん優しくて凄くやりやすい空気感でした。
今まで学校には生徒役でしか入ることなかったので、先生役で現場入りすることに何か感じるものはありました。
――役作りで意識したことはなんですか
神崎 一番意識したことは、架乃ゆらさん演じる「速水しずくとの関係性」です。
先生と生徒という関係性の中の更に奥底に隠していた、考えないようにしていた「男と女」としての意識をしずくに引きずり出されて、「教職者」と「男」の間で右往左往する所をしっかりと見せられたらと。
――fempassCinemaでご自身が演じたキャラクターについて、キャラクターの心情や行動に共感できましたか
神崎 僕が演じる澤田智哉の行動や心理はとても理解出来る点が多かったです。
そもそも智哉も一人の大人の男性な訳で。プライベートでは遊んでるかもしれませんし。
でも根は真面目で、教職者としての自分と分けてはいるもののしずくからのアプローチに揺れ動いてしまう自分との葛藤があって。自分に好意を持ってくれてる人へしっかり向き合いたい、だから卒業したら…ってことを考えてしまったり。
誰しもがそういう一面があると思っています。
――出演回の主人公のキャラクター：速水しずく（性格や考え方や行動）について思ったことや感じたことがあれば教えてください
神崎 しずくは刺激に飢えているんだと思います。同級生の恋愛に関心が持てず、どこか冷静に冷めていて、でも子供っぽいところもあったり。
追いかけたいのに振り向かれたら冷めてしまう。
大人になりたいのに大人になりたくない。
そんな多感な思春期の葛藤が「速水しずく」なんじゃないかなって思います。
――実際に本編を見た感想、おすすめポイントを教えてください
神崎 「先生と生徒」という禁断の関係を映像の実感や細やかな演出で描き出される「儚さ」、そのエモさが観られるのがこのfempass cinema『先生、私、まだ女子校生でいたいよ』だと思います。
速水しずく視点で描かれてますが、少し見方を変えて澤田智哉視点で観ても面白いと思います。
――他の話を見て感じたことを教えてください
神崎 他の話も拝見させていただいて僕が思ったのは、それぞれ女性が内に秘めている「何か満たされてない自分」を描いていると思いました。
好きな人に認めて欲しい、自分が自分を認めてあげたい、目に見えない「何か」を求めてそれぞれが動き出すけど、結果果たして求めてるものを得られたのか。
複雑だけど、本当はシンプル。
それぞれが色んな形で愛を感じたいんだなと思いました。
――最後に記事を見ている方へ一言
神崎 fempassCinemaはスタッフ、キャスト全員が作品に真摯に向き合っていて、観ればそれが伝わるシリーズだと思います。
僕もいちファンとして今後のfempassCinemaを応援していますので、皆さんと一緒に盛り上がれたらと思います。今後の作品にも注目です！
#1でこっぴどくフラれた澤田智哉。澤田智哉がどういう人間なのか。もしかしたら今後また見られるかもしれませんね。
引き続きお楽しみに。神崎まどかでした。
