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COVER MODEL Vol.39 古川ほのか「自分の存在が誰かの救いになれていることが、今の喜びです!」

SERIES -COVER MODEL

場所や世代やジェンダーにとらわれず、あなただけの自由な明るい未来へ向かえるように応援する――
fempassは、そんな気持ちを込めたメディアです。
カバーモデル連載では毎月、豊かな感性と多彩な視点で生きていく人々の姿をお届けします。
第39回目に登場するのは、古川ほのかさん。
ふんわりと女性らしく、落ち着いた雰囲気が印象的な古川さん。活躍の場を広げる彼女に、お仕事への思いや、プライベートのこと、さらに今後の目標について聞かせていただきました。

写真・田村浩章
文・イワイユウ
衣装・Yumiko Idogawa

古川ほのか
2022年5月デビュー。バラエティー番組への出演や、番組発のアイドルとしての音楽活動など、活躍の場を広げている。

自分の存在を「救い」と言われる喜び

――デビューからもうすぐ2年が経ちます。今改めて感じるお仕事の楽しさはなんですか?

古川ほのかさん(以下、古川) ファンのみなさんにお会いすることですね。この間、とある女優さんの記事を読んでいたら、「デビューして1年経ったらこの世界はベテラン」と書いてあって、たしかにって思ったんです。

毎年デビューする子がたくさんいる世界だから、そんなふうに思わないとダメだよなって考えたら、そろそろ自分もベテランの自覚を持って変わらないといけないなと自覚するようになりました。撮影は正直まだ慣れていない部分もあって、自信がなくなっちゃうようなこともあるんですけど…。

でも、イベントでたくさんのファンのみなさんが私に会うために並んでくれている光景を見ると、パワーをいっぱいもらえるんです。ファンからダイレクトに愛を伝えていただくことが、楽しみだと感じています。

私も直接、目を見て「好きだよ」と返せることも、このお仕事のうれしいところです。

――ちなみにファンから言われた中で一番印象的なことは?

古川 一番は、私の存在を「救いになっています」と言っていただいたことですね。私よりもセクシーだったり、可愛かったりする人がたくさんいて、代わりがきくのかなって思っちゃうこともあるんです。

でも、私の存在で救われるって、その人にとって私にしかできないことがあるってことですよね。だからそう言っていただくのはすごいうれしいです。

――誰かのオンリーワンになれていることへの喜びを感じるんですね。

古川 そうです!応援する相手がたくさんいる世界だからこそ、「ほのかちゃんの存在に救われているよ」って言われると、とってもうれしいです。

――最近、バラエティー番組など女優以外のお仕事にも幅を広げる古川さんは、どんどんファンが増えているのではないかと思います。

古川 バラエティー番組の現場も、正直言うと本当に緊張しちゃうんですよ。楽しめるほど余裕がなくて、むしろ毎回死にそうになりながら出演していて…(苦笑)。人前でしゃべるのが苦手なんですよね。

最初に『月ともぐら』に出演することが決まったときは、それこそもう吐いちゃいそうになって(笑)。どうしよう、絶対うまく喋れないよ、面白いこと言えないよ〜!って思いながら、どうにか現場が終わって…。

――『月ともぐら』がスタートして1年経って、今は慣れてきたという感じですか?

古川 そうですね。始まって1年が経って、ようやく最近楽しいと思えることも増え始めました。仲のいい子もできて、だいぶ気持ちもラクになるというか。でもやっぱりまだ苦手で、収録前日とか毎回心臓が飛び出しそうになります。

結構声を張らないとMCのお二人や、出演する芸人さんたちと喋れなくて、私はもともと声が小さめだから、芸人さんと喋ると圧倒されちゃうんです。でもこの経験のおかげで、いろんな声を出せるようになりたいなと思って、最近はボイトレに通い始めました。いい声とか、芯のある声を出せるようになりたいなって。

――バラエティーがきっかけでボイトレに!

古川 そうなんですよ。実は、地味に地味に努力しています。まだ100%楽しいとはならないけど、ちょっとずつ楽しみが増えてきました。

仲良しのあの女優さんは、実は苦手なタイプ?


――仲良しも増えてきたとのことですが、バラエティー番組でいろんな女優さんと共演することで、刺激もありますか?

古川 架乃ゆらさん、七ツ森りりさん、石原希望さんとか、『カチコチTV』で会った時とかに気さくに話しかけてくれて、本当にうれしかったです。

さきほどのお話のとおり、デビューして1年経ったらベテランって言われるような世界で、たとえば架乃ゆらさんなんて大先輩なわけですよ。そんな人たちにとってはひよっこの私に、優しく話しかけてくださるって、本当に心が広いなって思います。お話していて刺激を受けますね。

同期だと、一番仲いいのは未歩ななちゃんですね。プライベートでも遊びに行ったりしてます。実は人間としてすごい苦手なタイプなんですけど(笑)。

――えっ(笑)。

古川 未歩ちゃんはすごい陽キャというか、同じクラスだったら絶対仲良くなってないなって。大人になったからこそ仲良くなれたというか、いろんな偶然が重なって…。

初めて『月ともぐら』の収録に行った時に席が隣で、話してみたら業界に入った時期が近くて偶然仲良くなったって感じです。

――たしかに古川さんのブログ読ませてもらったんですけど、ご自身を沼の住人って書いてますもんね(笑)。

古川 だから未歩ちゃんは普段だと苦手なタイプなんです。ああいう、「ねえーー!!」ってポップな感じ、これまでの自分なら苦手だなと思っていたなぁって。

でも自分にないものを持っているから、プライベートで会っても仕事で会ってもすごい刺激を受けるし、いいところを吸収しようと感じるんです。

――ちなみに、プライベートで会うときはどんなことをされているんですか?

古川 基本的にオフの日は家で一人でできる趣味を楽しんでいることが多いんです。だからこそたまに外に出る用事は、未歩ななちゃんとか明るい子たちに連れ出してもらってる感じです。

たとえば最近かき氷が流行っているから一緒に食べに行こう!とか、若者の流行りを感じさせてもらってます(笑)。

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