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COVER MODEL Vol.10 miru「どんどん前に進めている実感がある。これからも、みんなのために」

SERIES -COVER MODEL

場所や世代やジェンダーにとらわれず、あなただけの自由な明るい未来へ向かえるように応援する――

fempassは、そんな気持ちを込めたメディアです。

カバーモデル連載では毎月、豊かな感性と多彩な視点で生きていく人々の姿をお届けしていきます。

第10回目は、セクシー女優のmiruさん。

朝起きて「今日は仕事に行きたくない」と思ったことがないくらい、やりがいを持って働けているといいます。

仕事への想いやファンへの感謝など、たっぷり伺いました。

文・菅原さくら/写真・羊肉るとん

miru プロフィール

1999年11月29日生まれ。2018年8月19日にS1 NO.1 STYLEにてAVデビュー後、専属女優として現在(※2021年9月1日時点)までに37作品へ出演。2019年5月12日にFANZAアダルトアワード2019にて優秀新人女優賞受賞。

現場に着いたらアドレナリンが出る。いい作品を、スピーディーに撮るコツ

――セクシー女優という仕事の、どんなところにやりがいを感じていますか?

miru 一番は、みんなが喜んでくれて、周りに貢献できたと感じる瞬間です。

最初のうちは必死だったし、自分のためだけに「売れなきゃ」と思っていたけれど、お仕事歴が長くなるにつれてだんだん変わってきました。

最近はAV以外の取材や撮影も大好きだし、仕事の幅が広がってきたから、貢献できることが増えてきた気がしてうれしいですね。

――現場で心がけていることはありますか?

miru 私のモットーは「いい作品を撮って、なるべく早く終わらせる」こと!

みなさん忙しくて疲れていると思うし、てっぺん(深夜0時)を越えないように努力しています。

ギリギリになっちゃうことはあるけれど、実際に一度も越えていません!

――それって、かなり優秀なことだと聞きました。早く終わらせる秘訣は?

miru 撮影自体は早められないので、お化粧や衣裳替えをなるべく急いですること。

時間に余裕があるとき以外は、休憩もしません。

あとはいつもにこにこして、いろんな方と話すようにしていますね。

女優さんがにこにこしていたら、スタッフさんたちもきっと元気になってくれると思うので。

――今日はにこにこできない、頑張れない……っていう日はありませんか?

miru 私、そういう日ってないんです。

前日に「眠いなぁ」とか「身体が重いなぁ」とか思うことはあるけれど、朝起きてお化粧をして家を出たら、スイッチが入る

現場に着いたらアドレナリンも出るからか、楽しくお仕事できます。

――すばらしいですね。では、お仕事にプレッシャーを感じることはないですか?

miru 普段の撮影ではないですが……デビューしてすぐに先輩女優と共演したときはめちゃくちゃプレッシャーでしたね。

まだ2本しか撮っていないのに、いきなりすごい方々と共演で、しかも初めて演技をするドラマ物。

抜擢されてうれしい気持ちはあったけれど、他人のセックスを見ることすら初めてだったから、圧倒されました(笑)。

だけどいま振り返れば、新人のうちからすばらしい機会をいただけて、いい刺激になったなと思います。

環境が変わっても、つねに高みを目指していきたい

――デビューして3年。何か変わったことはありますか?

miru  5月に移籍して「坂道みる」から「miru」になったのは、やっぱり大きいですね。

環境を変えるというエネルギーが要ることを、ちゃんと乗り越えられて自信がついたのかな。

「私、強くなれたな」って思います。

先日、ずっとやりたかった写真展を開催できたのもうれしかったです。

本当にたくさんの方が来てくださって、あらためてファンの皆さんから支えてもらっていることを実感しました。

miruさんの撮り下ろしカットを見る

――そんなファンの方々に、これからどんなお仕事でお返ししていきたいですか?

miru 現状維持じゃなくて、つねに高みを目指して頑張っていきたいです。

自分のメンタルも環境もどんどんいい方向に向かっていて、つねに前進している実感があります。

なので今後もちゃんと続けていくことが大切だと思っています。

たとえば、最初のころは苦手だったドラマ物も、たくさんやらせてもらえるようになってきました!

それで、もっと必要とされる女優さんになれたらいいなって思います。

――演技に対する苦手意識は消えたんでしょうか。

miru いや、ずっと苦手でしたよ。

でも、客観的にも演技は上手じゃなかったから、ここはどうにかしないといけないなとも思っていて……

ある作品のときに「これまで男優さんに任せっぱなしだったけど、自分もリードできるようにならなくちゃ」と思って取り組んだら、とても評判がよかったんです。

それからは演技を褒められることも出てきて、少しずつ苦手意識が薄くなっていきました。

おかげで最近は、女優主導で動いたり喋ったりする痴女モノへ出させていただくことも増えています。

痴女って、普段言わないことややらないことばっかりだから、奥が深いんですよね……。

恥ずかしさと闘いながら、美意識を高めて


――自分や将来をイメージして思い浮かべるカラーはなんですか?

miru おしとやかで凛としている水色が好きです。(色見本を見ながら)このパウダーブルーがいいな、名前もかわいい。

今日の私服のワンピもそうだし、水色のものがあると買っちゃうんです。

今年の夏はこの色がトレンドだったみたいで、破産するかと思うくらいお買い物しました(笑)。

昔は「黄色やオレンジっぽい」って言われることが多くて、すごくいやだったんですよ。

でも最近はこういうスモーキーな水色を「みるみるっぽい」って言ってもらえることが増えて、うれしいですね。

――miruさんは、美容やファッションもお好きなんですよね。

miru 大好きですね。

化粧ノリが悪い日は、いったん落としてもう一回メイクし直したりするくらい。

プライベートではメイクしないんだけど、だからこそお仕事のスイッチにもなるから、私にとっては大事なものなんです。

でも、小学生のころは男友達のほうが多かったし、なんだか恥ずかしくて、スカートが履けないような子でした。その頃の反動なのか、いまはスカートばっかり履いてますね。

逆にパンツのほうが、ラインが見えるので恥ずかしくて。ロングスカートって、体形が隠れるから本当に神ですよね(笑)。

――女優さんなのに、いろんな人の共感を呼びそうな発言です。

miru そうだとうれしいです。

やっぱり見られたり撮られたりする機会が多い職業だから、他撮りで加工していなくてもクオリティを保てるように、これからも美容やファッションは頑張りたいなって思っています。

動画だと余計に鮮明に見えるから、ごまかしがきかないんですよね。だからこそ、美意識が上がります。

美容アカウントも、女性ファン向けに始めてみたら意外と見てもらえていて、恥ずかしいけど……ありがたいです

miruさんの出演作品をチェックする(FANZA)