Chinese (Traditional)EnglishJapanese

COVER MODEL Vol.47八木奈々「デビューから5年、今後は唯一無二の存在になりたい」

SERIES -COVER MODEL

場所や世代やジェンダーにとらわれず、あなただけの自由な明るい未来へ向かえるように応援する――
fempassは、そんな気持ちを込めたメディアです。
カバーモデル連載では毎月、豊かな感性と多彩な視点で生きていく人々の姿をお届けします。
第47回目に登場するのは、八木奈々さん。

おしとやかな雰囲気に、かわいらしいルックスで注目を集める八木さん。今年デビュー5周年を迎える彼女に、今の気持ちや、プライベートのこと、今後の目標などを聞かせていただきました!

写真 田村浩章
文 イワイユウ
衣装 Yumiko Idogawa
ヘアメイク 腰山暁子

八木奈々
2019年デビュー。透明感のあるピュアな雰囲気で人気を博している。バラエティー番組やドラマなどでも活動中。

デビュー5周年を迎える今の心境

――前回のカバーモデルインタビューから2年半ぶりの登場です!お仕事やご自身の気持ちに変化はありましたか?

八木奈々(以下、八木) 12月にデビュー5周年を迎えるのですが、この業界はたくさんの女の子が次々とデビューするので、1年がすごく長く感じますし、いたいからといってずっといられる世界じゃないと思うんです。そんな中でこんなに長く活動させていただけることは、とてもありがたいなと感じますね。

八木 仕事の大きな変化は、コロナ禍が明けていろんな人と共演できるようになったこと。バラエティー番組や演技のお仕事をいただけることが増えましたし、書評のお仕事もいただいています。

八木 ただ、本職からは外れたくないと思っているんです。ここから違う道に行く選択もあるのかもしれないけど、この職業を選んで後悔してないと自信を持って言えるように、まずは本職を極めたいですね。

――たくさんのファンがいますが、ファンから言われていちばんうれしいことは何ですか?

八木 「かわいい」って言われると嘘でしょって思っちゃうし、褒め言葉と分かっていても「明るくなったね」や「面白いね」と言われると、ちょっとプレッシャーに感じてしまうこともあって…。

八木 でも、私のファンの方は一途に好きでいてくださる方が多くて、自分ではなんでこんなに一途に思ってくださるのかわからないんですが…SNSに愛にあふれたコメントをたくさんいただけて、本当にありがたいです。何を言って欲しいというよりも、みんなが笑顔でいてくれることが幸せです。

八木 あと、イベントに来てくださることが本当にうれしいです。「作品買ってるよ」って言葉はいちばんありがたいですね。

――お仕事のモチベーションを保つ方法は?

八木 どんなに朝早くて夜遅い現場の日でも、絶対に自分の時間をつくると決めているんです。5分でも自分の時間があるだけで、リラックスできるんですよね。

1日中仕事をしていた日は、仕事の内容に関わらず自分の時間がなくてなんだか気持ちが疲れてしまうことがあるんです。だから、どんなに忙しくても本を1ページ読んだりして、自分のために時間を使ったなって実感が持てる行動を1日1回はするように習慣づけています。

八木 誰かと食事やお出かけをして発散するよりも、私は自分の時間を充実させることで、お仕事のモチベーションを保てていると思っています。

もちろん共演者さんやスタッフさんのことは大好きですし、仕事も楽しいですが、食事に行ったりしてプライベートの関係性を築くことは、私にとって難易度が高いんです。

八木 みんなはそんなふうに思っていないこともわかっているけれど、周りと比べて左右されるのもよくないなって。発散する方法は人それぞれ違いますよね。

充実のプライベート&印象的な一冊

――プライベートでハマっていることを教えてください。

八木 趣味はずっと変わっていないんです。本を読んだり、毎日料理をしたり、ガーデニングをしたり…私の人生は一人の時間を充実させることに特化してるんですよね(笑)

――ガーデニングは、何を育てているんですか?

八木 ベランダ菜園なのでそこまで規模は大きくないですけど、いろんな種類のハーブを育てています。実家の庭で家族が植物を育てるのを見ていたので、影響があったのだと思います。

八木 ガーデニングはお花が咲くとうれしくて、そのうれしさで成り立っているというか。この間も、サボテンの花が咲いたんですよ。大きく咲いたのが初めてで、思わず写真を撮っちゃいました。

――読書は年間200冊以上とのことですが、最近読んだ印象的な一冊は?

八木 印象的だったのは、村上龍さんの『限りなく透明に近いブルー』ですね。おすすめというよりは、生々しい退廃的な男女が描かれていて、トラウマ的な一冊なんですけど(苦笑)

八木 学生時代に初めて読んだ時は、衝撃的なグロさで…。最近また再読してみたんですが、内容を少しは理解できるようになったけど、ちょっとでも理解できちゃう自分をグロく感じたりもして。

八木 本を読むと声が聞こえるように思えてしまうほど想像できてしまうタイプなので、入り込んじゃうんですよね。薬物や暴力の描写がリアルな『限りなく透明に近いブルー』はホラーよりもさらに怖かったです。

1 2