西宮ゆめ プロフィール
1996年11月4日生まれ。2016年9月19日にアイデアポケットの専属女優としてデビュー。趣味はアニメとゲーム。一番好きなアニメは『HUNTER×HUNTER』。他にも『BLEACH』『銀魂』『NARUTO』など『週刊少年ジャンプ』作品を好む。好きなゲームは「ポケットモンスター」シリーズ。厳選(捕獲や孵化を目的の個体が出るまで繰り返す作業)やオンライン対戦も行うほどのガチ勢。
少女マンガより少年マンガ派。「いっぱい戦ってほしい!(笑)」
ーー西宮さんはゲーム・マンガ・アニメがお好きとのこと。はじめに好きになったキッカケを教えてください。
西宮ゆめ(以下、西宮) お兄ちゃんがいて、小学校の頃からずっと週刊少年ジャンプを読んでいたんです。その影響で少年マンガが好きになりました。そこからゲームやアニメも好きになっていきましたね。
ーーどんな系統の作品がお好きですか?
西宮 お兄ちゃんの影響もあって、昔から女の子が好きそうな作品よりも少年マンガ系が好きでしたね。アクションシーンがあると特に面白いと感じるので、いっぱい戦ってほしい(笑)!ときには重要なキャラクターが死んでしまうくらいの激しさやグロさがある作品が好みです。
現実には起こり得ないようなストーリーは現実逃避できるからいいんですよね。『BLEACH』や『NARUTO』みたいに、実際に使えない能力を使ってみたいなぁと思いながら読んでいました。
ーー最近西宮さん的に面白かった作品を知りたいです。
西宮 最近はアニメをたくさん見ています。『呪術廻戦』『Dr.STONE』『五等分の花嫁』『ホリミヤ』とか。新しいアニメが始まる時期になると、好きな作画やあらすじで気になった作品の一話を動画配信サイトで一通り見て、そこから面白いと思った作品に絞っていきます。毎クール結構な量のアニメを見ているかも(笑)。
でも、マンガは最近読まなくなっちゃったな。実家にはたくさんマンガがあるけど、一人暮らしのタイミングで『HUNTER×HUNTER』と『NANA』しか持ってきていなくて。この2作品は今でも読み返しています。
ーーそれほど西宮さんの中で特別な作品ということですね。
西宮 全巻にカバーをかけて綺麗に保管しているくらい、大切にしているマンガです。
『HUNTER×HUNTER』はキャラクターに感情移入できる特別な作品
ーー中でも『HUNTER×HUNTER』は特別お好きな作品だそうですが、こちらも子どもの頃から読まれていたのでしょうか。
西宮 たしか小学生の頃に本誌で読んでいて、ストーリーが面白い!と思って単行本を買い始めました。私は『HUNTER×HUNTER』『BLEACH』担当、お兄ちゃんは『NARUTO』『D.Gray-man』担当みたいな感じで、お互いに好きな作品の単行本を買って一緒に読んでいて。
アニメも第一作(1999~2001年版)は再放送で、第二作(2011~2014年版)はリアルタイムで全部見ていました。第二作目のアニメは映画も見ましたよ!
ーーアニメも全話見られているんですね。とはいえ、『HUNTER×HUNTER』は伏線が張り巡らされていて、当時の西宮さんの年齢では少し難しかったのでは?
西宮 難しいなと思いながら読んでいましたね(笑)!
でも年月が経ってから読み返すと理解できることが増えていて、やっぱり面白い!となれるんですよ。だから何回も読み返してしまいます。
ーー大人になってから読み返すと、別の魅力にも気づけそうですね。
西宮 子どもの頃は、ハンター試験を受けてみたい!グリードアイランド(以下、G.I)に行ってみたい!念能力を使ってみたい!とキャラクターたちの冒険や成長の物語にワクワクしていました。
それが、大人になってからは感動で涙が出るように……。特に泣くのが「キメラ=アント編」。メルエムとコムギの関係性にウルウルきちゃって。あとは、キルアがゴンを想ってパームの前で号泣するシーン(28巻294話)では、情緒が死んでしまいました(笑)。
ーーあのシーンは切なさで胸がぎゅっとなりますよね……。
西宮 キルアがいじらしくてとってもかわいいんですよね! 「G.I編」のドッジボールをする回でもキルアがあまりに健気で泣いてしまうし……(17巻166話)。仲間想いなキルアの優しさにはいつも感情移入してしまいます(笑)。ゴンとキルアの友情が垣間見えるシーンでは「友だちっていいな……」と涙が出ちゃうんです。
ストーリーの面白さはもちろん、ここまで感情移入のできる作品に出会ったことがなくて。だから『HUNTER×HUNTER』を、特別に好きなのかもしれません。
ヒソカ愛が止まらない! 西宮ゆめマイベストエピソード&キャラクター
ーーここからは西宮さんにより詳しく『HUNTER×HUNTER』に対する“好き”をお伺いしていきます!まずは一番好きなエピソードを教えてください。
西宮 「キメラ=アント編」が一番好きです。敵味方関係なくキャラクター一人ひとりの心情がとても細かく描かれていて、どのキャラクターにも感情移入できます。また、強さに関係なくキャラクターが死んでいくのもキメラ=アント編なんですよ。「えっ、このキャラクター、死ぬの!?」みたいな感じで、ほかの作品では絶対に死なないような重要なキャラクターもあっという間に死んでしまうので、そこに驚きを感じると同時に面白さと感動があって。「キメラ=アント編」はずっと泣きっぱなしです(笑)。
あとは最初の「ハンター試験編」も好きです。ゴン、レオリオ、クラピカ、キルアの4人が仲間になっていく過程がとてもいいですね。
ーー一番好きなキャラクターはいかがでしょう?
西宮 一番はヒソカ! すべてが好きです! きっと、私は頭のねじがぶっ飛んでいて強いキャラクターが好きなんですよ。ちょっと中二病なので、強ければ強いほどいい(笑)。特にヒソカが一番カッコいいと思うのは「天空闘技場編」と「G.I編」で素顔を見せるシーン。いつもメイクをして髪を上げているヒソカのレアな素顔に「やばい!!!」と恋をしました(笑)。
でも、キルアもイルミもアルカも好き。やっぱり、ゾルディック家は推せますね。みんなすごく強い。強いは最強!(笑)
ーーコスプレしてみたいキャラクターはいますか?
西宮 似合わないかもしれないですけど、やっぱり大好きなヒソカを……! 実は、一回も男装をしたことがないので挑戦してみたいです。
ーー特に手に入れてみたい念能力はありますか?
西宮 「伸縮自在の愛(バンジーガム)*1」ですかね! ヒソカ好きというのもありますけど、何よりバンジーガムが使えたらとっても便利だと思います。座ったまま取りたいものを揃えられるなって(笑)。頭がいいヒソカだから使いこなせるのかもしれないけど……。
そういえば、子どもの頃に「水見式*2」のまねごとをしていたのを思い出しました(笑)。
ーーちなみに西宮さんに念能力があるとすれば……?
西宮 私は「強化系*3」です!(笑)
*1 オーラによってガムのようにくっつき、ゴムのように伸び縮みができる能力。
*2 自分の念能力の系統(「強化系」「放出系」「変化形」「操作系」「具現化系」「特質系」)を知るための方法。水と葉っぱを入れたコップに両手をかざし、コップ内の変化から念能力の系統が判別できるというもの。
*3 自身の力や自身の持つ武器の力を強化する能力
「マンガ・アニメを卒業した方にこそ触れてほしい!」
ーー西宮さんにとって『HUNTER×HUNTER』はどんな存在でしょうか。
西宮 キャラクターに感情移入できて物語にグッと入り込めるので、読んでいる時間は現実世界の嫌なこととか忘れられるんですよね。悲しみに浸りたいときは「キメラ=アント編」を読んで涙を流してストレス発散ができるし、物語のすべてを通してキャラクターたちの前向きな姿に元気をもらえる。どんな気持ちの状態でも世界観に没入できるから、心を救われることも多くて。『HUNTER×HUNTER』は私にとって本当に特別な存在です。
ーーそんな特別な『HUNTER×HUNTER』を、どんな人にオススメしたいですか?
西宮 マンガを卒業してしまった大人の方にぜひ読んでほしいですね! ただ敵を倒して終わりというシンプルな展開ではなく、読むたびに新しい発見があります。ストーリーもキャラクターも細部までつくり込まれた、読み応えのある作品です。なので、まずは一巻を読んでみてほしい。そしたら絶対に続きが気になって読み進めたくなるはずです(笑)。
もしマンガを読むのが億劫ならアニメから見るのもいいと思います!
ーーまずはアニメで面白さを知って、気になったらマンガを読むと入り込みやすいかもしれません。
西宮 マンガはまだ連載中なので、今から追いかけるのも遅くはないですからね。
今後もヒソカが活躍すると期待しているので、『HUNTER×HUNTER』の面白さに気づいたら私と一緒にヒソカへの愛を語ってください! 『HUNTER×HUNTER』友達、絶賛募集中です(笑)。