あらちぇ
ディズニーシーに住みたいミニマリスト◆片づけコンサルタント
◆stand.fm「片づけラジオ」毎日配信
意味のあるモノ。意味のないモノ。
ジブリ美術館に意味のないモノはありません。
入ってすぐ目を引くのは、なんといってもステンドグラス。ジブリのキャラクターや動物たちがたくさん描かれています。
「子どもたちに、この世界は複雑で美しさに満ちていることを発見して欲しい」（『三鷹の森ジブリ美術館マンマユート便り』より）というメッセージが込められているそうです。
美術館の窓はほとんどがステンドグラスでできており、陽の入り具合によって異なる顔を見せてくれます。
大人へ伝えるメッセージは簡単かもしれませんが、子ども達にはどのように伝えるとうまく理解してもらえると思いますか？
ジブリ美術館では子どもが遊べるエリアがたくさんあります。トトロのネコバスに乗れるプレイルームでは、子ども達が怪我をしないように初めに注意事項をお伝えしています。
その方法はとってもかわいい紙芝居方式なのです！
子どもたちはおねえさんの読むトトロの紙芝居に夢中です。ジブリ美術館だからできる方法ですね。
トイレの中の小さいゴミ箱はホーロー製の花柄。
壁紙に至っては個室ごとにデザインが異なります。
すべてに意味を持たせていくと、自然とコインロッカーのカギも木製のナンバープレートを手作りしたくなってしまうのでしょう。
なぜ、そこにそれを置くのか？
なぜ、その情報を受け取らないのか？
モノが溢れている現代、求められている能力は「選ぶ力」。好きなモノや得意なことに囲まれた空間を作り出せば、最高に自分らしい状態でいられるもの。その結果、もっと毎日を快適に過ごせるようになりますよ。
とりあえずのものではなく、120点以上のモノを集める
「形は魅力的だけど、色が違うな」
「もう少し大きいサイズなら完璧だったのに…」
自分の好みに合うものを見つけるために、迷った経験は私だけではないはずです。そして、買ってみたものの、実際にはあまり使わなかったり、他の選択が良かったと感じることもあります……。
しかし、ジブリ美術館に置いてあるモノにはいっさい妥協を感じません。
照明、時計、消火器など、どれをとっても美術館にマッチするデザインが採用されています。さらに、そのほとんどが作家さんの手作りで、オーダーメイド品も多い印象です。
とりあえずのものではなく、120点以上のモノを集めること。
時間やお金はかかるかもしれませんが、これ以上ない完ぺきな品に出会ったよろこびは、何ものにも代え難いものです。
終わりに
「面倒くさい……」宮崎駿さまの口から、ぽろっとこの一言が出ると少しほっとします。
私と同じように、面倒なことと戦っているんだ。一流のプロでも楽しさだけで仕事をしているのではないようです。
夢中になるのは楽しくもありますが、こだわり始めたらキリがなく、先が見えなくて挫折したり、面倒に感じる瞬間もあります。
ジブリ美術館に足を踏み入れると、職人のこだわりがひしひしと伝わり感動します。ここまで作り込む労力を想像すると、簡単にマネできるような空間ではないと気付かされるのです。
さて、皆さまのお家にはどんなボールペンが何本存在しますか？
書き心地、見た目、金額、いくらでもこだわることができますよね。
どこまでこだわるかは人それぞれですが、ご自身にとっての120点以上を目指してみてください。
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なぜか慌ただしいパークでは、リラックスなんて程遠いですよね。
「あのアトラクションが空いている」
「ショーやパレードのために場所取りしないと！」
「レストランけっこう混んでるなぁ……」
きっと、おうちに帰る頃にはくたくたになり「明日の仕事なんて考えたくもない」と、誰もが思うことでしょう。
もし、パークで遊ぶことで日頃のストレスを発散し、次の日のエネルギーを充電することができたらいかがでしょうか。
今日は大人のためのゆったりディズニーをご紹介いたします。
