カズマ役：長万部純
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――fempassCinemaに出演した際の現場の雰囲気や印象に残っていることを教えてください
長万部純さん（以下、長万部） 初めまして。カズマ役の長万部純（おしゃまんべじゅん）です。
創作活動が好きな人しかいません！って感じの現場だったんです。働きながら体から「今楽しい」が溢れてる感じというか。
それに当てられて実は僕もずっとワクワクしてましたし、こんなスタッフさん方とまたお仕事したいなぁと思える現場でした。
――役作りで意識したことはなんですか
長万部 割と素の自分に近かったので役に近づけるという意味ではあまり苦労はなかったです。
ただ作中にあったような「好きな人が他の男とハグ」していたり「パートナーに自分の価値観を押し付けてしまった」経験が昨日の事のように思い出せる程強く頭に残っていたので、その時の脳みそを使ってしまおう！と考えていました。
――fempassCinemaでご自身が演じたキャラクターについて、キャラクターの心情や行動に共感できましたか
長万部 かなり共感しました。例えばカズマが莉子のお金の使い方に物申すシーンですね。
昔パートナーがヘビースモーカーだったんですが、その方に「同棲するにあたって吸う本数少なく出来ないの？」って言った事があります。その人にとってタバコを吸う事がどれだけ心の救いになってるか理解しようともせず自分の都合だけ押し付けちゃったんです。「あなたの体の事も考えて」とか言っちゃったりして。その時は本当に相手への思いやりのつもりだったのが、なおさら怖いです。
でも歩み寄らないとですね！僕は現在タバコ好きでめっちゃ吸います！
――出演回の主人公のキャラクター：松井莉子（性格や考え方や行動）について思ったことや感じたことがあれば教えてください
長万部 まだ心が大学生ですよね。人を図る物差しの種類が少ないというか。
だから撮影時、莉子から「ノーブランドのキーケース渡す男はいらない」と言われた時、悲しさより先に無力感がありました。「いらない」ってあまり人に使う言葉じゃないですし、ブランド品を越える幸せをカズマはしっかり渡せていなかったんじゃないかと思います。
――実際に本編を見た感想、おすすめポイントを教えてください
長万部 『狂ってる』おすすめポイントは莉子の部屋です。
見れば見るほど、唸るほど細かい所までパパ活している女性の部屋が再現されているんじゃないかと思います。
コスメの揃え方はもちろんですが、僕が好きなのは積み上げられたダンボールの上に無造作にスマホが置いてある所ですね。自分のスマホは別であるようなので、パパに機種変更してもらった直後なんでしょうか…。想像が膨らみます。良かったら探してみて下さい。
――他の話を見て感じたことを教えてください
長万部 『求めてくれるなら、誰でもよかった』を観ました。どちらの男性にいっても幸せにはなれなさそうなのに、その間で葛藤しているまどかを見て胸が苦しくなります…。
――最後に記事を見ている方へ一言
長万部 全話観て頂いている方はご存知だと思いますがfempassCinemaって最新話が更新されるにつれてちょっとずつピースが埋まっていくというか、「この時あいつと会ってたのか！」みたいな謎解き要素も面白いと思うんです。
という事は最新話がアップされる度に全話の面白さがグレードアップされていくという事なのでお時間あれば全話見て下さいね！！ありがとうございました！
