セクシー女優としてだけでなく、恵比寿マスカッツやHONEY POPCORNでアイドルとしても活躍中の三上悠亜さん。自身のアイドルとしての人気もさることながら、彼女にアイドルを語らせたらもっと凄かった!
ということで、小学生の頃からどっぷりハマっているというアイドルについて、三上さんに心ゆくまで語っていただく連載企画の第2回目をお届け!今回は、“アイドルの撮影ばかりしていることを反省”しながらも、依然としてその熱が冷めることのないELLEGARDENの高田雄一さんをゲストに迎え、推しアイドルの魅力やアイドルオタクとしての信念をたっぷり語り合っていただきました。
ハロー!プロジェクトというメジャーアイドルが好きな三上さんと地下アイドルが好きな高田さんが、それぞれの“偏愛”を余すことなくさらけ出します!
高田 雄一(高田メタル)
ロックバンド・ELLEGARDEN、
MAYKIDZなどでベーシストとして活躍。 ミュージシャンでありながらアイドルが好きすぎるあまりカメラマ ンとしてアイドルグループキミノマワリ+の撮影も行っている。
ハロプロ以外にビビッとくるアイドル現る!
――今、お二人が最も推しているアイドルグループの魅力を教えてください。三上さんは前回のインタビューで、ハロプロの「パフォーマンス」や「ハロプロイズム」に魅力を感じるとお話していましたよね。
三上悠亜(以下、三上) グループとしてバランスがすごくいいのもハロー!プロジェクトの魅力だと思っています。集団でパフォーマンスをしているので、センターに立つ子もいれば、そうじゃない子もいます。だけど、どの子がどのポジションに立っていても魅力が最大化される。推しが絶対に輝ける場所がハロー!プロジェクトにはあります。もうなんていうか…好きです!
高田雄一(以下、高田) 推しが尊すぎて語彙力を失っている…(笑)。
――高田さんは地下アイドルがお好きとのことですが、現在推しているグループは?
高田 「キミノマワリ+」です。メンバーのほとんどの子がアイドル未経験ながらも、頑張って歌やダンスをしている姿がいい。成長していく過程を楽しめるところが魅力です。
写真で応援できればと思い、現在は自称オフィシャルカメラマンとして運営に片足を突っ込んでいる立場です(笑)。
――高田さんがアイドルオタクになったキッカケは「ももいろクローバーZ」だと聞いていますが、そこからどのように地下アイドルへハマったのでしょう。
高田 僕がももクロにハマった当時、彼女たちはすでに西武ドームでライブをするほどの人気を誇っていました。もちろんももクロの活躍は嬉しかったのですが、どこか遠い存在のように感じていて。
そこでももクロの妹グループである「超ときめき♡宣伝部」を好きになったのですが、これが地下アイドルへの入口でした。
三上 超ときめき♡宣伝部さんって「すきっ!」の動画が話題のグループですよね(手でハートマークをつくる三上さん)?最近、TikTokでバズっているのを見ました!
今日もTikTokを見ていたら、ちょうど彼女たちがライブの配信をしていて。可愛いだけでなく歌もダンスもよくて、とてもポテンシャルが高いなと思いました。ハロー!プロジェクト以外で久しぶりにビビッときて、すごく見入っちゃって!生でライブが見てみたい!
高田 すごく嬉しいです。ありがとうございます!…って僕はいったいなに目線なんでしょう?
三上 あはは(笑)。
高田 超ときめき♡宣伝部も最初の頃のパフォーマンスはまあまあな感じでした。僕の推しは辻野かなみさんなのですが、彼女は歌が少し苦手で、初期はセリフパートしかやらせてもらえていなかった。なのに、今では中身が入れ替わったのかな?と思うほど歌唱力が高くなっていて。それだけ頑張っているのだなと親心のような気持ちを抱いています(笑)。
――ちなみに高田さん、ハロプロへのご興味は?
高田 最近、周りの女性たちが「ハロプロのパフォーマンスが好き」と言っているのをよく聞きます。なぜ男性だけでなく、女性ファンをも魅了することができるのか、その秘密に興味がありますね。
三上 私がハロー!プロジェクトを応援し始めた頃、女性はほぼいなかったんですよ!当時の私には、「女性ファンはレアな存在だから覚えてもらえるのでは?」とやや打算的な気持ちもありました(笑)。
そこから数年間、アイドルオタクの活動を辞めていた期間があったのですが、再びオタクとして戻ってきたら、ライブ会場の半分くらいが女性ファンによって埋め尽くされていて!性別関係なく、多くの人たちから応援されているなんて、とてもいいグループだ!と嬉しく感じたことを覚えています。私もなに目線なんでしょうね(笑)。
安心感のあるメジャーアイドル?デンジャラスな地下アイドル?どっちが好きなの?
――メジャーアイドルグループと地下アイドルグループそれぞれに魅力があると思います。お二人はどう考えていますか?
三上 ハロー!プロジェクトの場合は、グループの子たちが運営やスタッフの方たちからすごく守られているので、安心して見守れる体制も魅力なのではと思います。
高田 その安心感はすごくいいですね。地下アイドル界隈はいつ推しが辞めてもおかしくなくて、「これが最後かもしれない」という気持ちを常に抱え、なにかに怯えながら生きている。デンジャラスな気持ちに楽しさを感じたりもしますけど(笑)。
三上 ハロー!プロジェクトでもたまに急な卒業とかはありますよ。今のところ推しが急な卒業をしたことはないですけど、もしそうなったら耐えられないですね。一生見ることができないかもと思うとつらいです!
高田 地下アイドルは卒業したあともSNSを始めたり、新しいグループに入っていたり、しれっと復帰することもありますね。
三上 あと、メジャーアイドルの魅力は、距離感がちょうどいいところだと思います。ちょっと雲の上の存在だからこそ友達のように馴れ馴れしくならず、オタクとしての理性を保たせてくれる。
高田 地下アイドルの場合だと、アイドルとファンの距離感が圧倒的に近いので、自分の応援による成果を感じたい方にとってはおすすめです。超ときめき♡宣伝部の接触イベントに通い始めたてのときは、お客さんが少なかったこともあって、通っていると自分の顔を覚えてもらえたんですね。それで気持ちの入れ込み方がおかしくなってしまったのもあります(笑)。
三上 その気持ちわかります。接触して名前をおぼえてもらえると、それだけで毎回行きたくなってしまう。「今日も来ました!」「私はこんなにあなたが好きです!」と存在で伝えたくなります(笑)。
高田 僕はそこからだんだん「自分が行かないと推しの子が誰ともチェキを撮ってもらえないんじゃないか」みたいな責任感が芽生えたんです。まったくそんなことはないんですけど(笑)。
三上 オタクの使命感(笑)。高田さんはループ(※)することも?
高田 あります!三上さんも?
三上 します!もっと話したかったと後悔するのが嫌なので、できるだけ多めに予約購入しておきます(笑)。
ただ、たくさん会いに行ったりしたら、気持ち悪がられるかな…とか思ったりもして。ハロー!プロジェクトは人気があるので、私が行かなくてもたくさんファンはいますし、逆に少しでも休ませてあげたいな、という気持ちから券をちょっと残すこともあります(笑)。
アイドルの経験があるからこそ、いろいろ考えてしまう節があるのかも…。推しに会うときの話題も考え過ぎてしまいます。推しにはこっちから話題を提供したい!って。
――高田さんは推しに会いに行く際、話題を考えるタイプですか?
高田 考えて行った結果、頭が真っ白になって、なにもできなかったことは多々ありますね。やってしまった!となります。
三上 わかります!自分の前に並んでいた方と話しが弾んでいると、ヤバい!私じゃここまで盛り上げられないかも!と勝手にプレッシャーを感じます(笑)。
高田 (全力で頷きながら)上手く話せなかった日は眠れません…。
※ 接触イベントで何回も並び直すこと
「一線は越えたくない!」「近くで支えたい!」それぞれのオタク道
――お二人の凄まじいアイドル愛が伝わってきたところで、アイドルを推す上でのこだわりや信念についてもお伺いしたいです。三上さんはいかがでしょうか?
三上 お仕事で頑張った分のお金は惜しまず推しに使いたいと思っています!CDはたくさん買いますし、ライブがあればグッズは絶対に購入します。貢献できることはなんでもしたいですね!
高田 推しの子からしたら最高のオタクですね。
僕は会いに行くときや応援するときに、推しの子のTシャツを着るようにしています。推しを支えたい気持ちが強くあるので、あなたを推している人、ここにいるよ!と少しでもアピールになればいいなと。
ただ、三上さんのお話を聞いて、自分にはよこしまな気持ちが多すぎたかなと反省しています。僕はアイドルの運営をしたりプロデュースしたりと、純粋に応援する形から逸脱しつつありますが、三上さんはオタクに徹していらっしゃる。同じ業界で活動しているというアドバンテージを生かせば、ファンとしてだけではなく、友達としても関われる可能性もあるのに。
三上 そういう下心がないわけではありません(笑)。
でもやっぱり、オタクとして会いに行くのが好きなんですよ。たとえ関係者席でライブを見られる状況であっても、もっと近い一般席で推しのTシャツを着てサイリウムを振って応援していたい。それが私の楽しみ方だから、オタクとしての一線は越えたくないと思っています(笑)。
――そこまでアイドルへの愛が深いと、人気があるから好きだと言う人や最近好きになった人など、いわゆる「ライトなファン」へ対抗心を燃やすことはないのか気になります。
三上 若いときは「ガチオタしか勝たん!」と思うこともありましたけど、大人になってからはいろんな方に応援してもらえた方がいいなと思うようになりました。お金をかけることやイベントに行くことだけが応援することではありませんし、“ライトなファン”が多ければ多いほどそのグループの人気に繋がると思うんです。
だから、ハロー!プロジェクトにはTikTokなどのSNSをもっと頑張ってほしい!超ときめき♡宣伝部さんみたいにバズって、もっと幅広い層からの人気を獲得していってほしいです(笑)。
高田 三上さんが言うように、グループのためを思えばどんな形であろうとファンは増えた方がいいと思います。ライトファンの方たちも支えになっていますから。
もちろん「俺は最初からいたけどね」という対抗心や「お客さんが増えて遠い存在になったら嫌だな」と考える悪魔が頭の片隅にはいます(笑)。でも基本的には応援しているアイドルが売れてくれたら嬉しいですね。
ちなみに、超ときめき♡宣伝部のオタクの方たちは、ファンを増やしてあげたい気持ちが強いから、初めてイベントに来た人たちに声をかけに行くなど優しく温かい性質を持っています。
――ここまで信念を持ってアイドルオタクをしていると、毎日充実した日々を過ごせそうですね。
三上 セクシー女優になった当初は仕事ばかりでストレスが溜まっても発散できず、休みの日は疲れて寝ていることが多かったんです。
だけど、アイドルオタクの活動を再開してからは、オタ活でイベントに行ったり、地方に行ったりと日々の生活がすごく楽しくなって。仕事以外の時間が有意義なものに変わりました。
高田 僕は今、「生活の中心がアイドル」と言っても過言ではないくらいになっています。コロナ禍の影響でバンド活動ができず時間が空いたため、写真撮影やプロデュースなど、アイドルに打ち込む時間が増えたんです。
――今後はバンドとアイドルの両軸で活動を…?
高田 これからは二刀流の時代ですからね。気持ちは大谷翔平選手のように、ピッチャーもバッターもやっていきたいと思っています。
――逆にアイドルオタクをしていて、大変だと感じることはありますか?
三上 スケジュール調整ですね。急に仕事が入ることで、予定していたイベントに行けなくなったときはつらい!推しのバースデーイベントみたいに絶対に行きたい現場があるときには、あらかじめ事務所に「オタ活があるからこの日は仕事を入れられません!」とハッキリ言うようにしています(笑)。
高田 スケジュール調整が大変なのわかります。基本的にライブやイベントって土日になることが多いんですよ。ということは、僕もライブの場合が多いわけで。
以前、推しの生誕日と自分のライブが重なったことがあったのですが、そのときはベースの替え玉を用意しました。
三上 えぇ!?そんなことできるんですか?
高田 本当はできません。ですが、前々から推しの生誕イベントに行くと決めていたのにもかかわらず、その日にライブを入れたいとお願いされてしまったこともあり、話し合いが行われました。当時は、ハードコア、メタル寄りのバンドだったから、突然違う人が弾いていてもそれはそれでロックなのではということでなんとか手を打ってもらって…。ボーカルだと難しいけど、ベースならいいかみたいな。…いや、絶対にダメですけどね!
三上 どうしても行きたかったんですね(笑)。そこまでの愛もすごい!
高田 絶対に行きたかった。先にバンドのライブが決まっていたら、もちろんバンドを優先しますよ。でも、生誕イベントの方が先に決まっていたので…。これは事件として語り継がれています。
三上悠亜が一日忍者アイドルに!?
――お二人はセクシー女優とアイドルに共通点はあると感じますか?
三上 真逆のところにいると思っています。アイドルは秘め事が多いですけど、セクシー女優は全てをさらけ出して見ていただくので。
でも、ファンの中には「アイドルのような気持ちで応援している」と言ってくれる方も男女問わずいて、その気持ちはすごく嬉しいです。
高田 セクシー女優さんもイベントをやられていますよね。ビデオ3本買うと一緒にチェキが撮れるみたいな。そのシステムやお話しできるような機会があるのは、アイドルと共通しているのかなと。
行ったことはないのですが、調べるくらいには興味があります(笑)。今後行く可能性も…。
――高田さんは撮影機材も揃えられているそうなので、撮影会にも参加できそうですね。
高田 行く用意はバッチリ整っています。
三上 いいカメラを持っているファンの方は、きれいに撮影してもらえるのですごくありがたい存在です!(笑)
――高田さんはアイドルのプロデュースもされているので、「もし三上さんをプロデュースするならどんなアイドルにしたいか」を最後に教えてください!
高田 僕、「忍者クライシス」というアイドルグループをプロデュースしているのですが、三上さんには忍者になってほしい。ぜひゲスト忍者としてライブに出てほしいなと。
三上 忍者の格好をしているんですか?
高田 忍者の衣装を着ています。
三上 面白い!ぜひ入りたいです。一日限定とかで!
高田 池袋の変なライブハウスでイベントしていますけど、大丈夫ですか…?
三上 大丈夫です!ぜひ!(笑)
高田さんによる三上悠亜さん撮影シーンをお届け!
撮影機材にこだわり、アイドルの専属カメラマンとしても活躍(?)されている高田さん。今回は、三上悠亜さんをアイドルとしてプロデュースする設定で、心ゆくまで撮影していただきました。
「生活の中心はもはやアイドル」と豪語する高田さん、いったいどんなふうに三上さんをカメラにおさめたのでしょうか?高田雄一プロデュースの三上悠亜をとくとご覧ください!
【三上悠亜の“ハロプロなしでは生きてゆけない”】第1回わたしの推し遍歴(後編)
アイドルの中でも、とくに女性のあいだで人気が高いと言われる、ハロー!プロジェクト。一般女性だけでなく、アイドルやタレントたちからも熱烈に支持されていることが知られています。
セクシー女優としてだけでなく、恵比寿マスカッツやHONEY POPCORNなどで、アイドルとしても活躍している三上悠亜さんも、そんな熱狂的ハロプロファンの一人。
聞けば、推しのTシャツを身にまとい、ツーショットチェキ会のレーンに並ぶこともあるのだとか。このインタビュー連載企画では、彼女をそこまで虜にするハロプロの魅力を探りながら、よそでは決して見せることのない三上さんの素顔に迫ります!
【三上悠亜の“ハロプロなしでは生きてゆけない”】第1回わたしの推し遍歴(前編)
アイドルの中でも、とくに女性のあいだで人気が高いと言われる、ハロー!プロジェクト。一般女性だけでなく、アイドルやタレントたちからも熱烈に支持されていることが知られています。
セクシー女優としてだけでなく、恵比寿マスカッツやHONEY POPCORNなどで、アイドルとしても活躍している三上悠亜さんも、そんな熱狂的ハロプロファンの一人。
聞けば、推しのTシャツを身にまとい、ツーショットチェキ会のレーンに並ぶこともあるのだとか。このインタビュー連載企画では、彼女をそこまで虜にするハロプロの魅力を探りながら、よそでは決して見せることのない三上さんの素顔に迫ります!