撮影１日目
最初は、相手役・速水タカシの家庭でのシーンからスタート。
出張から帰ってきたテイで、疲れを見せつつお土産を妻へ渡すシーン。
速水の用意周到さで、浮気していることは妻にバレていないようです。
この仲睦まじい夫婦は、
「fempassCinema」１作目『先生、私、まだ女子校生でいたいよ』主人公・速水しずく、
２作目『あなたを好きでいたかった』主人公・速水晴奈の二人の両親です。
速水家の今後やいかに…。
ビールを注ぎ、飲むシーンは、今作の主人公である葉山みなみのシーンと２画面でリンクするシーンになります。fempassCinemaとしての新しい試みになりました。
続いて、葉山みなみ役・希島あいりさんがクランクイン！
速水と旅行へ行っているシーンからスタートです。
快晴の下、日焼け対策もしつつリハーサルをします。
記念に一緒に写真を撮ろうとするみなみに対して、証拠になるような２ショット写真は映りたくない速水。そしてそれを押し切ることもできず流されてしまうみなみ。
この絶妙な二人のやりとりは本編でも必見です。
いよいよ本番！
みなみのジャグジーシーンは夏の爽やかさがたっぷり詰まった見どころになっています。
そして二人のシーンも撮影が始まります。
楽しそうに時間を過ごす二人の関係性は、「不倫」。
それでも充実している毎日を送っているみなみ。速水は家庭のことも大事にしながらも、みなみに対しても優しく穏やかに接します。ゴールのない関係性だからこそ、幸せな時間だけを享受できるというメリットをお互い選択し、一緒にいる二人。
そこにいいも悪いもない、という利害の一致があります。
続いては場所を外に移動して、分かれ道のシーン。
楽しかった非日常の束の間の幸せが終わってしまうことに寂しい顔を見せるみなみ。
しかし、自立した女性であるみなみは駄々をこねたりはしません。速水は、みなみのそんな部分を、パートナーとしての長所であると感じています。
去る後ろ姿には寂しさも見えますが、地に足をつけて進んでいくみなみの強さも引き立ちます。
１日目ラストの撮影は、婚活後のみなみが速水へ連絡をするシーン。
監督と、みなみのその時の感情表現についての打ち合わせを綿密に行いました。
お酒が入っていることもあり、いつもより感情的になるみなみ。婚活相手と会ってみたはいいものの、収穫はなく、結局いい思いをたくさんさせてくれる速水と婚活相手を比較してしまいます。
いつもはしっかりとしたみなみの様子の変化に、電話口の速水は励ましつつも、依存先の対象にならないよう細心の注意を払った返答をします。その後速水がみなみに対してどういった関係性を継続させていくのかは、視聴者のみなさんの想像にお任せします…。
そんな少しほろ苦いシーンで１日目は終了！
