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COVER MODEL Vol.52 石原希望「いろんな色を混ぜても白にはならないように、私らしい白色になれたら」

所や世代やジェンダーにとらわれず、あなただけの自由な明るい未来へ向かえるように応援する――
fempassは、そんな気持ちを込めたメディアです。
カバーモデル連載では毎月、豊かな感性と多彩な視点で生きていく人々の姿をお届けします。
第52回目に登場するのは、石原希望さん。

明るい性格と抜群のルックスで、男女問わず人気を集める石原さん。今年デビュー5周年の節目を迎える彼女に、これまでの仕事のことや、ファンへの思い、今後の目標、そしてプライベートのお話まで、今の気持ちを聞かせていただきました!

写真 田村浩章
文 イワイユウ
衣装 Yumiko Idogawa
ヘアメイク RYO

石原希望
2020年6月デビュー。女優としての活動だけでなく、テレビ番組『月ともぐら』などに出演するほか、アイドルグループ「Mi LUNA from お月ちゃんのうた」のメンバーとしても活躍中。

みんながいい気持ちで仕事ができるように

――COVER MODELに2年ぶりの登場です!当時から比べて、お仕事に対して考えが変わったことなどはありますか?

石原希望(以下、石原)  2年前から、魅せることを意識し始めたんです。自分の得意不得意を理解して、映像に残る自分をしっかりと見つめて、たくさん反省もしました。

石原 見ていただいているユーザーさんにとって、これが人気、この作品が好き、こういう石原希望を見たい…そういったことをより意識して動くことが多かったのが、この2年間でしたね。

――最近はバラエティー番組での活躍もめざましいですね。

石原 2年前から、いろんなお仕事をさせていただく機会がぐっと増えたんですよね。女優さんだけでなく、芸人さんと関わる機会も多くなりました。

石原 おしゃべりのお仕事はずっと好きでしたが、最近は自分の素をより出せるようになってきたかなと思います。昔は、仕事だぞ!と思ってぐっと緊張していましたし、プロの芸人さんがいる場だと私が出しゃばっても…と引いてしまうことも多かったんです。

石原 でも今は、この子はイジったりしてもいいかなって思われるような立場になれたらいいな、私の一言で少しでも笑ってもらえたらうれしいなと思うようになり、怖がることはなくなりましたね。

――この2年間で、いい意味で肩の力が抜けたということでしょうか。

石原 2年前と比べたら、少し力が抜けたような気がします。デビューからもうすぐ5年になりますし、まわりに新人女優さんも多くなってきた中で、頼ってもらえるような立場になれたらいいなと意識しています。

石原 女優さんや芸人さんがたくさんいるような番組の収録は、なんとなくこの子はこういう感じにしたいのかな、芸人さんはこうしたいのかな、この企画はこうしたほうがいいのかな…と、チームワークで頼ったり、タイミングを見て自分が頑張ったりして、緩急というか、足し算引き算が大事なんだと感じることが多くありました。

――石原さんの姿は、後輩の女優さんにとっても勉強になりそうですね。

石原 でも私、まだ先輩という立場になりたくないんですよね…(笑)私が新人の頃は、先輩方は場慣れしていてすごいなぁと思っていたけれど、いざ自分が先輩になると、私に対して緊張したり怖がったりしないでほしいなって思うんですよね。

私が少し早く業界に入っただけだから、もう石原って呼んでちょうだいって感じです。みんな本当にいい子なので、気を遣われると申し訳ないし、優しいんだな〜って気持ちになります。

――みんなに気配りをして、場の雰囲気をよくしているんですね。

石原 先輩から絡んだほうが、いい気持ちで仕事ができる気がするんですよね。だから私から話しかけるようにしているんです。うざ絡みかもしれないけど(苦笑)、何食べてるの〜って話しかけたりして。

石原 最初は緊張している子も、終わったときに色んな人とおしゃべりできてよかったなとか、あのときみんなが笑ってくれてよかったなとか。そんなふうに、みんながいい気持ちで収録を終えられるのがいいなと思っています。

ファンの存在がモチベーション

――仕事のやりがいやモチベーションを保つ方法はありますか?

石原 ファンのみなさんの存在ですね。昔からの古参もいれば、最近知ってくれた人もいますし、いろんな人がいろんな媒体から私を知ってくださるのがうれしいし、面白いなって思いますね。

石原 私のファンのみなさんは、友達っぽくフランクな感じで接してくださる人が多いんです。もはやお父さんみたいな人もいますし。「この間なんか元気なかったね」って声をかけてくださって、バレてるわ…ってこともよくあります。

――あたたかいファンに囲まれているんですね。

石原 ファン同士が仲良しなこともうれしいんですよ!古参のみなさんは新しいファンに対しても、イベントの合間に時間があると、「お昼一緒に食べませんか?」って話しかけたりしているみたいで。女の子のファンにも下心なく接するし、かといって姫扱いするわけでもなくて、石原希望のどこが好き?って話をしてくれているって聞くんです。

石原 私を好きっていうことだけでつながって仲良くしてくれて、みんなが一丸となって応援してくれるのは本当にうれしいです。とても素敵なファンばかりで幸せだなと感じます。

――私生活でのリラックス法や、休日の過ごし方を教えて下さい。

石原 昨年の4月に引越しをして、インテリアを見直していたら、キャンドル集めにハマりました。家で過ごすことが多いので、雑貨屋さんで季節の小物を買ったりして、ハロウィンやクリスマスなどのイベントを楽しんでいますね。

石原 それと、疲労回復パジャマも最近のお気に入りです! なんでそうなるかは全然わからないんですけど、着るだけでぐっすり眠れて、本当に睡眠の質が上がるんですよ。

石原 昨年は1日オフの日は少なかったのですが、1日中家にいられるようなときは、家でNetflixを見て、漫画読んで、食べて寝て…って幸せに過ごしてます。

5年分の感謝をファンのみなさんに伝えたい

――将来を思い浮かべて、イメージする色を教えて下さい。

石原 白です。

石原 前回は、デビュー時のイメージカラーの青から、だんだん真っ白になれたらいいなと思って中間色のライトシアンにしたんですよね。

最終的な目標は、何にでもなれる女優なんです。誰にとってもベストな相手になれるように、何にでも染まれる白色にやっぱりなりたいなって。

石原 共演作の撮影でも、相手の子に「希望ちゃんだったら安心」って思ってもらえたらいいなと思いますし、バラエティー番組でも「希望ちゃんがいたら大丈夫」「初出演の子の隣に希望ちゃんがいたら任せられる」という安心材料になれたらいいなと考えているんです。

そういった、誰にとってもベストで、誰の色にも染まれるような…。いろんな色を混ぜても白にはならないように、私らしい白色になれたらいいなと思っています。

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