――お2人が、人生の中で1番大きな決断をしたなと思ったのはいつですか?
西野創人(以下、西野) 俺は高校卒業のときかな。ずっと野球やってたけど、やらへんってなって、お笑いに行くってなったときの決断。
ナダル プロになれたらなりたいなって思ってた?
西野 思ってた。小中高と本気でやってたから。大学から開花する人もいるし。
毎朝6時に起きて朝から高校行って練習して。
――えぇー!きつい……!
西野 で、夜帰ってきてたのとか毎日22時とかやで。
ナダル え~!すごいな~それ。そんな頑張ってたんやな。
西野 それ毎日やったから筋トレとか屁でもない。とんでもなく練習してたから。
――本当にすごいです……!
西野 それで今やね。お笑いして、エッチなラジオしてます。
――最高ですね。
ナダル 僕もそうっすね。漬物屋で働いてたんですよ。 別に辞めんでもよかったというか、みんな仲良くやってて、かわいがられて。
だから全然苦でもなかったんですけど、まず仕事辞めるっていう(決断)。
西野 まわりは「なんで辞めるの?」ってなってたわけやろ?
ナダル なんで辞めたんやろって感じ、今思ったら。なんで芸人やったんやろ。
友達にやってみたらみたいなのは言われたけど、そこはほんまよく決断したな、と。
西野 すごいよな。だって(ナダルさん)あんまり、やろうって決めてやる人じゃないやんか。
ナダル そうやな。(その決断は)だいぶすごかったと思うよほんまに。たまたまよ、たまたま。
――でも、そこでお2人ともお笑いの道を選択したから、今コンビで活躍されているわけですもんね。
ナダル そうよ。だって歳もちゃうし、
西野 ほんまは、オズワルドとか空気階段とかと同期(NSC東京校 17期生=NSC大阪校 34期生)だったからね。NSC行くお金もなかったから。
でも、入学金40万どうしたらいいんだろう、バイトで貯めるか……ってバイトで1年フリーターしようとしてたら、おばあちゃんが「あんたはしたいと思ったときにすぐしたい子やろ」って言って(お金を渡してくれた)。
――いい話……!感動します!
西野 それがなかったらね、俺は(ナダルさんと同じ33期生として)会ってないからね。
――わぁ~……そうですよね……!
ナダル あと西野がさ、願書の配偶者の欄にさ、6人って書いてなかったら出会えなかったわけやんか。
――やばすぎる(笑)
西野 (笑)
ナダル NSCがザワついて、西野もなんか「いや6人いるんで」みたいな変なモメ方して。それもあってかなんか同じクラスに割り当てられてな。
西野 まあそうやな、そういうことよ。配偶者6人って書いてなかったら……。
――出会えてなかったかもしれないですもんね。いろんな偶然が重なって今があるんですね……!