Chinese (Traditional)EnglishJapanese

(2/2)PIECE of NAIL #10 八木奈々とおとぎ話の空色ネイルと、息ができる場所と

自信のなさすらも個性に変えて

八木 今日の撮影が楽しみで、自分の中から出せるポーズや表現の幅を広げたくて、昨日までものすごい数の爪の画像を見て、考えていました。

八木 自分の中から自然に出てきたポーズの方が、いい表現がしやすいと思っています。こういった撮影には役柄はないですが、自分の中で台本やキャラクターを設定しています。……え、今日のキャラクター?は、恥ずかしいので秘密です。

そう言いながら八木さんは“普段からネイルを楽しむ元気な女の子”という、今日の役作りのことを話してくれました。そこにいる自分に役割を与えることで、どんな表現をすべきかのイメージがしやすくなるのだそう。

八木 みんなが会社に行くとオンのスイッチが入るように、私は写真に映る女の子のことを想像した時に、スイッチが入るんです。

ヘアアレンジやメイクが変わると表情が変わるのは、八木さんの中で設定が一つ追加された証拠。

八木 何年経っても、自分に自信が持てないのは変わらないですね。だからこそ私自身が、演じさせてくれる役柄の女の子たちに感謝しています。その子を演じている時、私はきっと魅力的になれているはずだから。

八木 情報の海に押しつぶされそうになることもあるけれど、忙しさの隙を縫って、自分の好きなことをやる時間が好き。朝起きて菜園の野菜に水をあげたり、移動時間に本を読んだり……自分軸で生きている瞬間が、私の生きがいでもあります。

感性のアンテナが高い八木さん。情報に触れると考え込んでしまうのは、先天性の癖。

八木 プライベートの自分の時間と、魅力的な女の子である八木奈々の時間。混じり合ってしまうと息が詰まりそうになる時があって、そんな時はスマホの電源をそっと切ります。

八木 ネットでファンのみんなと話している時間も、私にとっては必要な時間。だけど区切りをつけたい時もあって……みんな、私がネットにいなくても、心配しないでくださいね。きっとお家で本を読んでいるだけだから。

心が折れそうになった時、ファンの人からの愛、好奇心を満たす新しい仕事に救われてきたといいます。

八木 バラエティのお仕事が増えたり、書評の連載をさせていただいたり。自分らしい役割をいただけると、すごく嬉しいです。それを見て、よかったよって言ってくださる方がいらっしゃるから、まだここで息をすることができています。

八木さんにとっては、お仕事とファンのみんなの存在は、酸素のようなもの。

ゆっくりと自分の言葉を紡ぎながら「いつも最後は、周囲への感謝になってしまう」と、恥ずかしそうに顔を隠す姿もまた、愛おしくて。

八木 自信のなさは、私の強みでもあると思っています。自信がある人には出せない影が、私にはあるから。みんなの強い光があるから、私はここにいます。

光があるから、影が印象的になる。自然発光するオーロラに照らされた八木さんに、強いコントラストを感じた撮影でした。

八木奈々さんの出演作品をみる(FANZA)

画像をもっとみる(ギャラリー)

八木奈々公式X
MOODYZ 公式HP
MOODYZ 公式X

1 2