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(2/2)最後まで「エロく!正しく!美しく!」活動7年の集大成、第2世代 恵比寿マスカッツ 真夏の卒業式レポート

一人ひとりの軌跡を辿る卒業証書授与式

「もっとマスカッツの曲が聴きたいですよね!?」と吉澤さん。
関係者を含めた会場にいるすべての人を巻き込み、ラストスパートに向けて全力で盛り上げます。その勢いのまま披露された『マジョガリータ』『twuentely nine』で会場のボルテージは最高潮に。

エロカッコいい楽曲が続く中、「次は何を披露してくれるのだろう」と期待に胸が膨らむ観客たち。
ここで市川さんから発せられた「これからもずっと、私たちとみなさんが強い絆で結ばれるよう願いを込めて…」というコメントと共に歌われたのは、ミディアムバラードの『たがため』。

そろそろ終わりが近づいていることを感じつつ、力強くペンライトを振るマスファミたち。続いて、銀テープが舞う中で披露された『じゃり道』では、つらく険しい道のりを経たメンバーたちから発せられる歌詞にとてつもない力強さを感じました。第2世代の7年間の思いを馳せるような2曲が続き、じわりと目に涙を浮かべながら必死でペンライトを振るマスファミたちにも胸が熱くなります。メンバーがはけていく中、再びスーツ姿の蒼井さん、麻美さんがステージへ。
「初代マスカッツの卒業式も低気圧で、今日の台風もマスカッツらしいなと思いました」と初代と第2世代を重ねてどこか寂しそうに笑い合う二人。そして、とうとうこの時が来てしまいました。“卒業証書授与式”です。マスカッツお馴染みの白い衣装に身を包んだメンバー。「これが最後に着る、彼女たちの制服なんだな」なんて感慨深くなっているところ、なんとサプライズゲストが登場!

過去に『おねがい!マスカッツで』MCを務めたお笑いトリオ・トンツカタンの森本さんと、初代からマスカッツを見守ってきた大久保佳代子さん(『はいからさんが通る』のコスプレ姿で…)が駆けつけ、メンバー一人ひとりへ感謝のコメントが書かれた卒業証書を渡していきます。
証書を受け取ったメンバーから、これまでのマスカッツの活動を振り返るような卒業スピーチが。
笑顔でコメントをする人、涙を堪えながらコメントをする人、涙を堪えきれず泣きながらコメントをする人……
二代目エースの桃乃木さんは大きな瞳に涙をいっぱい溜めて活動を振り返りながら、「もし15周年記念ライブをやる時が来るかもしれないから、これからもマスカッツのことを忘れずにいてください。お世話になりました!」と最後はキラキラとした笑顔を見せてくれました。
また、ライブ前のリハーサル中に「今日は三上さんの泣く姿が見たい!」と話していた桃乃木さん。三上さんもしっかりと涙を流して「このメンバーだから私は最後まで(マスカッツを)続けてこられたと思います」とスピーチをしていました。最後に、リーダー市川さんの「私がリーダーになった時、みんなを癒せるリーダーになる。平和が一番なリーダーになると約束しました。私はその約束を果たせたでしょうか?」というスピーチに、観客、そしてマスカッツメンバー全員が大きな拍手を送っていました。
彼女たちのコメントを聞きながら蒼井さんと麻美さん、そして観客の人たちも涙を拭っています。

そんな感動的な授与式が終わったところで、卒業式には欠かせない“合唱”のお時間です。恵比寿マスカッツ10周年記念ソング『NOVICTORY WITHOUT DRAEM』をみんなで声を合わせて(観客は手拍子で)歌います。メンバー同士で目を合わせたり、肩を組んだり。泣いていたメンバーも笑顔を浮かべながら、思い思いに歌い上げていました。みんなで手を振り、マスカッツの新しい門出を送り出しているようでした。会場の感動がピークに達しようとする中、最後に歌われたのは全員でパフォーマンスするのが最初で最後の新曲『七色ストーリー』。リハーサルから見ていた取材班一同が、誇らしい気持ちになるほどこの日一番のパフォーマンスを見せてくれました。最後は寂しく終わるのではなく、しっかり前を向いて歩みを進めていくような、希望に満ち溢れたような表情を見せてくれたマスカッツメンバーたち。

曲終わりにはマイクを床に置いて、言葉にせずとも伝わってくる「アイドル卒業宣言」。

これにて、恵比寿マスカッツ 第2世代は幕を下ろしました。

感極まる中、我々取材班は楽屋へ直行。第2世代を真摯で真摯な人柄と温かい優しさで引っ張ってきた、リーダーの市川さんからコメントをいただきました。「卒業証書をもらって、やっと卒業を実感しました。寂しさはあるけど不思議と悲しくない。すごく清々しい気持ちでステージを後にすることができました。全員が後悔のないライブになったと思います。こうして卒業を迎えられたのは、本当にみなさんのおかげ。本当に感謝しかないです…!」

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