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笹と石と夜に囲まれた高級バスルームで、別次元な没入感を。【週末に大好きなあの人とお泊りしたい、ちょっとオトナなラブホテル】vol.22

SERIES -週末に大好きなあの人とお泊りしたい、ちょっとオトナなラブホテル

一緒にいられるなら、どこだっていい。
ーーなんて、ごめん、きれいごと。
どこだっていい、けど。ほんとうは、よりきれいでゴージャスがいいし、非日常を存分に味わいたいし、そんなに遠い場所じゃなくて気軽に行けて、お泊りセットも持っていきたくないし、お財布もあんまり傷まない……すべてのわがままを叶えてくれるところで、一緒にいたい。
そんな、”都合の良さ”がぎゅっと凝縮しているのが、今どきのラブホテル。
旅行誌には載らないけれど、遜色なく魅力的なホテルを、倉本すみれさんとともに発掘&紹介してゆきます。

HOTEL SK PLAZA
東京都渋谷区道玄坂1-17-9 705号室
https://pa-plaza1.wixsite.com/mysite

7階に降りたった瞬間から、すでにそこは渋谷じゃなかった。
笹と、格子と、足元だけをほのかに灯らせる照明と。
まるで京都の繁華街の路地に、知らぬ間に入り込んだような、喧騒をまったく感じさせない和空間が広がっていたから。
705号室のドアを開けると、おごそかな静けさは地続きで。倉本さんは、言葉を失っている。

倉本すみれ(以下、倉本)「……ちょっと、びっくりしています。ここ、ほんとうにラブホテルですか? めっっちゃくちゃいい雰囲気だし、笹、生えてるし……」

思わずささやき声になる倉本さんが、ゆっくりと廊下を歩き出すと、視線の先には、なんと、春画。

倉本「え!? 春画!? すごい、美術館みたい!」

廊下の壁に、春画が4点、立派な額縁に入れられ、飾られている。ゆっくりと歩みを進めるとお目見えするのは、左手にはガラス張り。正面には、格子戸の先にベッドルーム。さらに左に曲がると、大きなテレビに、6人は座れそうなソファが主役の、リビングルーム。
暗い。けど、この暗さが、とにかく落ち着く。
ソファに座ると、右手に笹。うしろに、ガラス越しにやっぱり笹。自分はいったいどこにいるのだろう、と不思議な没入感をおぼえる。

倉本「いやあ、廊下からここまで歩いてきて、ソファに座るまでに、なんだかすごく見ごたえがありました。ソファはシンプルだから、とっても落ち着く!」

倉本さんが足を伸ばすとすっぽりとおさまるソファは、シックなブラウン。白い肌が映える。

倉本「ごはんメニュー見ていいですか? うーん、そうだなあ、やっぱり部屋に合わせて、うなぎ一択でしょう! まあ、このお部屋じゃなくてもうなぎ一択だけど。おなかすいたー!」

おもわずクッションをぎゅーーっと抱きしめる倉本さん。

そして、思いついたように立ち上がった先は、パウダールーム。乙女心をくすぐるデザイナーズな洗面ボウルの前で、鏡を確認……すると、鏡に写るバスルームが気になってしかたがない。
でも、探検したい気持ちをぐっとこらえて、まずはベッドルームへ。

倉本「ひろーーい!」

クイーンサイズのベッドと、奥にはソファ。ウッディなテーブルに、大理石風の壁は、一流シティホテルのようなオーラを放つ。

仰向けに寝転ぶ倉本さんが、気づいた。
倉本「天井、鏡がある! すごい! おもしろい!」

鏡の中の自分をじっと見つめて「ふふふふ」と、無邪気に笑う。徹底的にデザインが統一された部屋だけど、こういうラブホテルならではの遊び心がちらりとのぞくと、照れるような、ほてるような、そんな気分にさせられる。

倉本「なんだか、初めてラブホテルに来たときのことを思い出しちゃいました。冷蔵庫に入っていたジュースを、無料だと思って飲んだら、追加料金がかかっちゃって。部屋で精算して、帰ろうとして受付の前を通ったら、『あのー、150円』と言われて、『え!?』って、恋人とびっくりしちゃって。20歳くらいのときだったかな。かわいい2人ですよね、幼くて。それでも、ぜんぶが楽しかったなあ。今の私は、こんなに大人な雰囲気のお部屋のベッドで、気軽に寝転がっているというのに」

話しているうちに、「そうだ、早くおふろが見たいんだった!」と思い出した倉本さんは、足早にバスルームへ。

倉本「なにがすごいって、おふろの扉がないこと。リビングからなんの仕切りもなく、お風呂へ直行! すごくないですか? 脱衣所がないような、秘湯の露天風呂みたい。それか、高級旅館の貸切露天風呂」

バスルームは、「バスルーム」という言葉が似合わない異空間。目線の先には笹と黒い石、足元は砂利。浴槽も石づくりで、さわると、すこしひんやり。室内なのに、外気すら感じる妙な感覚に襲われる。

倉本「お湯、溜めていいですか? あとで絶対に入りたい」

カランから注がれる心地よい湯の音に、耳を傾ける倉本さん。橙色の照明に、いまにも虫が飛んできそう。思わず上を見上げて、星空を期待してしまう。

倉本「お部屋の中なのに、不思議。ああ、この雰囲気、すごくリラックスできますね。お湯が溜まるまでベッドで寝ていていいですか?」

心の声におもむくままに、ベッドへ。少しずつほてり出した体を落ち着かせるように、白いワンピースを脱いでいく。ミントのランジェリーが、白肌にフィットしていて、見惚れるほどきれいな倉本さん。

倉本「ねえねえ、こっちきて」

ためすように笑いあざとく誘うと、すっぽりとふとんにもぐりこむ。幼さと大人っぽさの移り変わりに、翻弄されてしまう。
そして、ここでのとっておきのプランを教えてくれる。

倉本「まずは、遅くても23時までにチェックインするでしょ? そしてご飯を食べて、お酒を飲んで、それでたっぷり2時間くらいかな。レモンサワーが好きだから、飲みすぎないように抑えて。私って酔うとめっちゃしゃべるから、ムードを壊さないようにちゃんと自制して(笑)。で、眠くなる前に、おふろに行くんです。……あ! おふろ! もう溜まったかな!?」

思い出したように飛び起きて、小走りでバスルームへ。倉本さんの勘は見事に当たっていて、ちょうどよい湯が張られている。

倉本「やったあ! 入っちゃおう。あーーー、お風呂、足伸ばせるの、最高! 大人4人くらい入れる広さですね。すごいなあ。ほんとうに外にいるみたい」

いま、どこにいるんだろう。渋谷でもないし、ラブホテルでもないし。ここがどこかなんて深く考えずに、ただただ、この空間に没入したい。

倉本すみれ公式X(旧Twitter)

ここは東京ど真ん中、ナチュラルを味わえちゃう二人だけのキャンプ場。【週末に大好きなあの人とお泊りしたい、ちょっとオトナなラブホテル】vol.15

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そんな、”都合の良さ”がぎゅっと凝縮しているのが、今どきのラブホテル。
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夢のような時間をくれる甘~い部屋に一緒に迷い込みたい。【週末に大好きなあの人とお泊りしたい、ちょっとオトナなラブホテル】vol.19

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『ねむチキ』収録後インタビュー!ナダル「泣いちゃったよ、久々に」

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この連載ではfempass編集部が『ねむチキ』の収録にお邪魔し、収録後のコロチキのお2人にインタビューをしています。

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オンだけどオフ、オフだけどオン。着飾っていないけど華やかに。煌びやかな夜に溶け込む様子を追っていく「Midnight Street」

COVER MODEL Vol.35 楪カレン「生涯現役って決めてます。ずーっと愛してね!」

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場所や世代やジェンダーにとらわれず、あなただけの自由な明るい未来へ向かえるように応援する――
fempassは、そんな気持ちを込めたメディアです。
カバーモデル連載では毎月、豊かな感性と多彩な視点で生きていく人々の姿をお届けします。
第35回目に登場するのは、楪カレンさん。
ぱっちりとしたキレイな目鼻立ちに、抜群のスタイルを持つ彼女。
お仕事が大好きな理由や、私生活のお話、生涯現役宣言!?などたくさん聞かせていただきました!