事前の打ち合わせの時点から、お月ちゃんたち（架乃ちゃんはスケジュールの都合で不参加）が積極的に発言。
七ツ森ちゃん「私たちは（他チームのお月ちゃんたちと比べて）どちらかというとお姉さん枠だから、真正面から勝負をしてもちょっと難しいと思う」
石原ちゃん「爽やかな胸キュンは取られちゃう気がする」
そんなふたりの言葉に、上田くんは「戦略がしっかりしすぎてる。地に足ついてる感じがしますね」と驚きます。
そんなお月ちゃんたちの戦略を踏まえて上田くんが提案するのは、大人の落ち着いた雰囲気の胸キュンストーリー。サイトウくんが考えてきていた「三角関係」の設定も盛り込み、だんだんとストーリーの概要が決まっていきました。
他のチームは構成作家さんと協力しながら台本を作り上げたのですが、このチームは「絶対優勝したいので」と上田くんが台本を全編担当！
9月某日。稽古場に集合し、早速台本の読み合わせをスタート。上田くんが用意した台本をみんなで読み合わせてみると、なんと持ち時間ぴったり！ 幸先の良いスタートを切り、台本を直すことなく、すぐに衣装選びが進みました。
事前打ち合わせで上田くんが「昔の映画みたいな、ホステスさんの悲喜交々を見せたい」と発言しており、お月ちゃんたちはホステス役。そのため3人はドレスを着用します。
七ツ森ちゃん「私は身長が低いからロング丈じゃないほうが良さそう」
石原ちゃん「ゆらちゃんは控えめな女の子の設定だから、ドレスの中でも胸が隠れているものがいいかも」
架乃ちゃん「たしかに！このモノクロのとかどうだろう？」
衣装の時点でかなり的確な意見を出すお月ちゃんたち。このチームはストーリーや演技だけでなく、細かいところまでみんなで意見を出し合いながら作り上げられていました。
七ツ森ちゃんがお酒を作り、サイトウくんは煙草を吸っている様子。お店での一幕の練習をしているようです。ふたりとも衣装を着ておらず、セットも組まれていないのに、この状態ですでに大人の雰囲気が漂います。
七ツ森ちゃんがサイトウくんの胸ポケットに入っているスマホに手を伸ばす場面がセクシー。
石原ちゃんも登場し、七ツ森ちゃんと石原ちゃんがサイトウくんを取り合う場面。ふたりの上手な演技に、サイトウくんも思わずこの表情。
ちなみにサイトウくんの持ちギャグ「チェだぜ」が台本の中にいくつか散りばめられているのですが、稽古中いつも「チェだぜ」がお月ちゃんたちに大ウケ。
ところが急展開。サイトウくんがいなくなると、ふたりは笑いながらサイトウくんの悪口を言い始めます。
もちろん台本として用意された悪口ではあるのですが、アドリブでも的確な言葉が飛び交います！ 練習を重ねるたびに毎回違うセリフを言っていました。
架乃ちゃん「ふたりのアドリブ力、本当にすごい！」
七ツ森ちゃん「本当に性格悪いって思われたらどうしよう」
石原ちゃん「普段は和気藹々してるのにね」
サイトウくん「いや、本気で思ってる悪口なんでしょ……（笑）」
七ツ森ちゃんと石原ちゃんに取り合いをされていたときはあんなに楽しそうだったのに、次第に本気で落ち込んでいくサイトウくん。
サイトウくん「演技でもつらい……」
ちょっとかわいそうです。特に、石原ちゃんのアドリブの切れ味の鋭さがしんどいとのこと（笑）。
上田くん「本番で止まらなくなったら、僕がストップかけるかも！でも、絶対その方がおもしろいから、お客さんたちがウケてたらそのまま続けて大丈夫！」
ちなみに上田くんは、3人から少し離れたところからストーリーを説明する進行役。お店のシーンではボーイ役も務めます。
架乃ちゃんは控えめな女の子の役なので、ちょっと離れたところから七ツ森ちゃんと石原ちゃんがサイトウくんと楽しく過ごしている様子を見ています。
でもストーリーの終盤、サイトウくんと架乃ちゃんが手を繋いでいます。そして、雪が降ってきたことに気づくふたり。
本番では、七ツ森ちゃんと石原ちゃんが黒子になって雪を降らせます。ちなみにこれらの設定は、ふたりによるアイデア！
「なんでもやるんで、最後まで出ます！」と意気込む、七ツ森ちゃんと石原ちゃん。お店の場面で本来は出番終了の予定だったのですが、ふたりは最後にちょっと姿を変えて登場することになりました。
ストーリーの中で架乃ちゃんだけはサイトウくんに優しい設定なので、架乃ちゃんはこの表情。サイトウくんを優しく見つめます。
石原ちゃん「ゆらちゃん、すごいわ！」
上田くん「本当に完璧にやってくれてる！」
みんな、架乃ちゃんの演技を大絶賛。セリフ覚えも早くハマり役で、台詞も演技もパーフェクトです。
架乃ちゃんは、サイトウくんとの演技について積極的にアイデアを出していました。
たとえば、サイトウくんと手をつなぐために、架乃ちゃんが手袋を外す場面。
「声をかける前に、（サイトウくんから）見えない場所で外した方がいいんじゃないですか？」と架乃ちゃん。
これには演技のワークショップに通っていたというサイトウくんも深く頷き、そのアイデアで胸キュンポイントとなる演技が増え、架乃ちゃんの心情もより伝わりやすくなりました。
そうして、ただでさえ完成度の高かった上田くんの台本が、お月ちゃんたちのアイデアによってさらにレベルの高いものになっていきました。
七ツ森ちゃん「このストーリーって、めっちゃ良いって思われるか、めっちゃスベるかのどちらかですよね。だから、アフタートークで巻き返す方法も考えておかないと……」
石原ちゃん「お客さんによってもきっと反応が変わるよね。お笑いファンが多いのか、番組ファンが多いのか」
上田くんが「ふたりのその視点は、もはや芸人なんだよね（笑）」
お月ちゃんたち、この企画で新たな才能を発見か……!?
アイデア力だけでなく、このチームは最初からお月ちゃんたちの演技レベルが高く、上田くんも「みんなの演技がうまくて、これだけ台本も仕上がってて、不備がないですね！」と大満足。
実際、最初の読み合わせから約1時間で台本なしの稽古が始まり、他のチームに比べてかなりの優秀さを見せていました。
このチームは休憩中も、とにかく明るく元気！ お月ちゃんたちもこの表情。台本や演技が良いだけでなく、かなり打ち解けた雰囲気も感じられるチームです。
あっという間に稽古が終わり、なんと全チームの中で最短の2時間で完成！ みんなかなりの手応えを感じているところで、当日への意気込みを聞きました。
台本を削る作業はなく幸先の良いスタートを切り、サイトウくんやお月ちゃんたちの演技もレベルが高く、全員の積極的なアイデア出しもあり、とても優秀さが光るチームです。
みんな口を揃えて「稽古中の苦労がひとつもなかった」と発言。上田くんは「お月ちゃんたちの飲み込みが早くて、すごく進めやすかった」とかなり満足していました。さらには「ライバルはいない。同じ土俵に立ってると思われるのも嫌。他のチームは、学芸会でしょ？」と強気の発言まで。
実際、完成度といい、チームの結束力や雰囲気といい、かなり優秀なチーム。気になる5人の演技とグランプリの結果は、ぜひTverとDMMTVからご確認ください。
「DMM TV」では『舞台版 月ともぐら 胸キュンコラボグランプリ』完全版も配信予定です！
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『舞台版 月ともぐら』稽古密着レポート！【東京ホテイソン×葵いぶき＆うんぱいチーム編】
お笑いコンビ・モグライダーがMCを務めるバラエティー番組「月ともぐら」（テレビ東京・毎週木曜27:05～放送）は、モテない芸人たちのためにモテのノウハウを伝授するモテ男育成バラエティー。
夜空に華々しく輝くお月様のような女子たちと、地中深くに潜ってウジウジしているモテない男子・通称「もぐら男子」が様々な企画で触れ合うことで、共に向上していこうという番組です。
そんな同番組の初イベント『舞台版 月ともぐら 胸キュンコラボグランプリ』が10月5日に開催。番組で事前にマッチングした芸人とお月ちゃんたちがチームを組んで、妄想胸キュンストーリーを舞台で生披露しました。
本記事では、イベントに参戦した「東京ホテイソン×葵いぶき×うんぱいチーム」の事前打ち合わせ＆稽古の様子をレポート。イベントに参加した方も、これからご覧になる方も、ぜひお楽しみください！
「月ともぐら」お月ちゃんと現場レポート"miru"編 お月ちゃんのかわいさに惚れ惚れ
お笑い芸人・モグライダーがMCを務めるモテ男育成バラエティー番組「月ともぐら」（テレビ東京）。
夜空に華々しく輝くお月様のような女子たち・通称「お月ちゃん」と、地中深くに潜ってウジウジしているモテない男子・通称「もぐら男子」が様々な企画で触れ合うことで、共に向上していこうという番組です！
そんな本番組の舞台裏を、実際に番組に出演するお月ちゃんといっしょにレポートしていく本連載では、毎回異なるお月ちゃんたちと撮影現場の舞台裏をフォトレポート形式で紹介していきます！
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