事前打ち合わせの冒頭、みちおくんが「僕、実は考えてきまして……」と言いながら、大まかなストーリー構成を考えた資料を配布。これにはお月ちゃんたち（未歩ちゃんはスケジュールの都合で不参加）も大喜び！
八木ちゃんはみちおくんのアイデアを気に入りながらも「胸キュンだけ確認したいな……」と不安な様子。面白いアイデアではあるものの、“妄想胸キュンストーリー”なのかどうかは疑問なようです。
そんな中、古川ちゃんから提案。「実はやりたいことがあって……」と、以前番組で布川くんと石川ちゃんが演じた胸キュンストーリーを振り返ります。
※胸キュンストーリーはこちら→DMM TV#9 10
その企画は布川くんのアイデアで、石川ちゃんが吹くリコーダーの音で「好き」を伝えるというものでした。古川ちゃんは「あの演技みたいな、ちょっと気持ち悪い女の子をやりたい」と話します。
そこから、みちおくんが公私混同で夢を詰め込んだ妄想ストーリーに、古川ちゃんと八木ちゃんで胸キュンアイデアを足していきました。
このチームでお月ちゃんたちは「単車ガールズ」というバイクを模した衣装に身を包んだアイドルを演じるのですが、みちおくんは「頭に付けたハンドルを握って、ブーンブブンと言ってほしい」と提案します。しかし古川ちゃん、「それは嫌」と却下。
事前打ち合わせの時点では、チーム内で「胸キュン」の擦り合わせに難航してしまいました……。
そして9月某日に稽古。事前の打ち合わせを経て用意された台本の読み合わせからスタートしました。
なんとお月ちゃんたちは膨大な量の台本を、3人ともすでに読んできただけでなく、覚えてきていました！ 未歩ちゃんは徹夜して叩き込んできたとのこと。イベントに対する気合いの入り具合がわかります。トム・ブラウンのふたりは、まだ覚え切れていないようでしたが……（笑）。
台本を読み込んできた八木ちゃん、未歩ちゃん、古川ちゃんに話を聞くと「キュンとするポイントもあると思うし、自信ある！」「絶対に優勝できる！」と、設定やストーリーをかなり気に入っている様子。
しかし実際に台本をみんなで読み合わせてみると、イベント当日の各チームの持ち時間10分に対して、読み合わせの時点で18分。大幅な時間オーバーです！ なんとここから、3時間以上かけて台本を削っていきました。稽古時間が限られる中、これは大きな痛手。
調整された台本を、みんなで細かく確認しながらしっかり覚えていきます。お月ちゃんたちもアイデアを出し合いながら、細かな演出を相談していました。
台本を確認しつつ、BGM選びや衣装合わせも進めていきます。事前打ち合わせの時点でみちおくんが考えてきた「単車ガールズ」の衣装。未歩ちゃんが手に持っている衣装の肩部分には、まだ色付け前ですがタイヤを切り出したパーツが付いています。
古川ちゃんが頭に付けているのが、バイクのハンドル。歌唱パートの振り付けでは、このハンドルさばき（？）が良いアクセントになっています。ハンドルの仕上がりに、お月ちゃんたちは「かわいい〜！」とテンションが上がります。
衣装や小道具のかわいさに、最初は不安だったみちおくんの構想が3人とも楽しみになってきた様子。
衣装合わせをしながら話していると、八木ちゃんが「趣味がおばあちゃんって言われる」という話題に。詳しく聞くと、梅干しを漬けたり、和菓子を作ったりしているそう。古川ちゃんは「和菓子でお花とか作ってて、本当にすごいんですよ！」とその腕前を絶賛していました。意外な趣味に、トム・ブラウンのふたりもびっくり。
いよいよ稽古が始まるかと思いきや、最初にトム・ブラウンの漫才を撮影。この場で録画され、当日このチームの演技が始まる前に冒頭の説明ムービーとして流れました。
トム・ブラウンの漫才といえば、みちおくんが何かを「合体させて、作りたいんですよ〜絶対に」と布川くんに話すところから始まります。今回は、「単車」と「かわいい女の子」を合体させて、「アイドル」を作ります。
そしてようやく演技の練習開始！ と思いきや、まず練習を始めたのはダンス。みちおくんこだわりの振り付けを、お月ちゃんたちに細かく指導しています。
これは、頭に付けたハンドルを握る決めポーズ。事前打ち合わせではハンドルを握りながらブンブン言うことを古川ちゃんが却下していましたが、話し合いの結果、無事採用になりました。
稽古の打ち合わせ中にも古川ちゃんにハンドルを握って「ブーンブン」と言わせながらチェックしていたみちおくん。何度もやってもらい「かわいい……」と言ってデレデレしていました。みちおくんのこだわりとしては、バイク音に寄りすぎないところがポイントなのだそう。
全体の振り付けは、みちおくんが考えてきたものをベースにしつつも、3人からも積極的に細かな振り付けや決めポーズのアイデアを出していき、精度が上がっていきました。ストーリー展開以上に気合いが入る、アイドルとしての仕上がり。
八木ちゃん、未歩ちゃん、古川ちゃんそれぞれの個性が光る最高のグループが結成されました。みちおくん曰く「3人で動きを合わせるところがかわいい」とのこと。
ちなみに3人がアイドルとして披露する楽曲はなんと、みちおくんによるオリジナルソング！ みちおくんが考えた歌詞やメロディラインをスタッフが仕上げて、実際にイベントで使用しました。
稽古中、布川くんは「お月ちゃんチケット」特典のサイリウムを片手に、楽しそうに単車ガールズたちを応援。
単車ガールズとしてデビューを目指す八木ちゃん、未歩ちゃん、古川ちゃん。彼女たちが所属する事務所のボスが、みちおくん。そして未歩ちゃんと古川ちゃんの指導を担当する教官が布川くんという設定でストーリーが進んでいきます。
3人はデビューに向けて必死に練習を重ねながらも、それぞれがボスや教官とドキドキの恋物語を展開していきます。
本気のパン食い競争。「単車ガールズ」はバイク×アイドルなので、グループのセンターを決める方法はレース。そのレースが、パン食い競争なのです！
ダンスやパン食い競争以外に、もちろん演技の練習もありました。
たとえば八木ちゃんがみちおくんにビンタする場面があるのですが、ビンタの仕方にみちおくんから指導が入ります。
みちおくん「止めるんじゃなくて、流すビンタを意識して」。そうすると、音は大きめに出るものの、痛みが抑えられた、演技仕様のビンタになるそうです。
未歩ちゃんと古川ちゃんが床に倒れ込む様子も。
これは床に座って台本を確認しているのではなく、倒れ込む演技。レース前のトラブルで未歩ちゃん、古川ちゃんがケガをしてしまう場面です。
このように、ただでさえいろんな場面が展開されるのですが、このストーリー最大のポイントは、イベント当日の演技によって変化するマルチエンディングであること。
八木ちゃん、未歩ちゃん、古川ちゃんの3人の誰がアイドルグループのセンターを勝ち取り、誰が恋を成就させるか、なんと当日のパン食い競争の結果で決まるのです！
そのため、稽古では3パターンの音声を撮り、3人それぞれがセンターになった場合の振り付けと恋のゆくえの演技も3パターン練習が必要。
他チームは胸キュンさせるための心情表現や演技に力を入れていましたが、このチームだけは、演技パターンの多さで悪戦苦闘していました。
しかも当日、お月ちゃんたちは結果によって瞬時に自分の演技を判断しなければなりません。これは大変！
当日は八木ちゃん、未歩ちゃん、古川ちゃんいずれかのセンターしか見ることができませんが、本記事では特別にそれぞれのパターンを写真でお見せします（衣装は完成品ではないため、当日のものとは少し異なります）。
八木ちゃんセンターのパターン。メンバーカラーはブラック。
未歩ちゃんセンターのパターン。メンバーカラーはレッド。
そして古川ちゃんセンターのパターン。メンバーカラーはグリーン。
ちなみに、最後の流し稽古では古川ちゃんがセンターを勝ち取りました！
ということで無事稽古終了！稽古終わりの5人に本番前の意気込みを聞きました。
トム・ブラウンの2人が「用意した台本のボリュームが多くて、削る作業が大変だった」と振り返りつつ、「バッチリじゃないですか？キュンポイントもしっかり入っている！」「楽しかった！絶対優勝できると思う」と口をそろえて自信を覗かせるお月ちゃんたち。
「当日は5人で力を合わせて頑張りましょう！」と締めくくりました。本番では一体誰がグループのセンターを勝ち取り、恋を成就させたのか……。ぜひTverとDMMTVからご確認ください。
「DMM TV」では『舞台版 月ともぐら 胸キュンコラボグランプリ』完全版も配信予定です！
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