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#古着女子 vol.5 宮下玲奈【前編】

あなたは、どんな服が好き?
私たちの生活に欠かせないファッション。自分のために着る服も、誰かのために着る服もあるでしょう。あんな服やこんな服、本当はもっと、いろいろ着てみたい。それに……大好きな推しのファッションだって、あんなテイストやこんな服、いろんなあの子を見てみたい。今回は、宮下玲奈さんが表参道のビンテージ古着店「ÉLÉMENTS」へ。秋の訪れとともに、彼女のクールな魅力と、その根底にある女性らしさが際立つ唯一無二のコーディネートを楽しんで。

写真・TOYOHIRO MATSUSHIMA / 文・ミクニシオリ

ÉLÉMENTS
🏠Open : 14:00~19:00 Closed : Thursday
東京都港区南青山6-1-21 ピロティ南青山 403

表参道の一等地にある、アパートの一室。扉を開けるとそこには、非日常でミステリアスな空間が広がります。店内に整然と並ぶ洋服は、ÉLÉMENTSのオーナーである小野尚貴さんと、橋本龍馬さんがセレクトした、様々なハイブランドのビンテージライン。

シックで高級感のあるアイテムは、宮下玲奈さん(以下、宮下)の洗練された魅力を引き立てます。着る人のオーラを引き立てるÉLÉMENTSの洋服が、宮下さんの不思議な魅力を生み出していきます。

後編には宮下さん自身がチョイスしたアイテムで組む、とっておきのコーデも。お洋服好きの宮下さんが見せる、いつもと違う表情に注目。

STYLING #1
まるで美人スポーツ選手?バイカーパンツをラフに着こなし

スポーティーコーデに女性らしさをもたらすのは、トレンドファッションのひとつでもある、ショート丈のバイカーパンツ。
パンツは『Oakley』、2000年代のアーカイブ。トップスにも派手目なロンTを合わせたかなり上級者なコーデだけど、ダウンスタイルのヘアと、宮下さんの長すぎる股下の効果で、美人スポーツ選手の風合いに。

宮下「ファッションは昔から大好きで、気になったものを着ちゃうから、特に好きなブランドや好きな系統がないんです。でも、色々な系統の服がなんでも似合う子に憧れていたので、普段は着ない服を着させてもらえるのも、この仕事の一つの醍醐味かなって」

撮影の合間に、気になるアイテムも物色。「これ欲しいな〜」と悪い顔でスタッフにおねだりする宮下さん(笑)。

宮下「お洋服はもともと大好きなので、お店に入った瞬間からテンションが上がっちゃいました。なにこれかわいい〜、欲しい〜、が止まらない……」

宮下「こんなにかっこいい感じの服は、さすがに着たことがないです。古着も未知の領域だったけど、このお店はとってもいい感じ。見て、こんなに大きいクッションもあります。なんて言うんだっけ、これ……あっ、ヨギボーだ(笑)」

宮下「おうちにもこのくらい大きいクッションが欲しいけど、部屋が埋まっちゃいそう。あと、動けなくなっちゃうんですよね。埋もれたまま一日が終わる気しかしない。だらだら過ごすのが好きなので、こんなクッションがあったら、飼い猫と戯れながらお昼寝して、一日終了ですね、、、」

STYLING #2
ピンクビンテージシャツで外国人風コーデ

柔らかなピンクが印象的なシャツは、イタリアのブランド「Versace」のセカンドライン「Versus Versace」のもの。宮下さんの大人っぽさをあえてうまく緩和させるカラーリングをセレクトしつつ、ハーフパンツとローファーでマニッシュに仕上げました。

宮下「自分に似合う色ってよく分からないけど、かっこいい感じが好きだから、普段はモノトーン服が多めです。ピンクは、学生時代にはかわいいなって思ったこともあるけど、あまり着たことがなくて……似合ってますか?」


普段、初対面の相手や初めての場所では、人見知りしてしまうことも多いという宮下さん。けれど、ÉLÉMENTSの空間にはすっと馴染むことができたよう。

宮下「普段はブランド物にこだわっていないけど、いざ袖を通してみるとテンションが上がりますね。今の私はお高い女。」

宮下「ビンテージってすごいですね。新品だったら絶対買えないようなものばかりなのに、こんなにお手頃に買えるなんて。今までよく知らなかったけど、すごく興味が出てきました。でも、洋服屋さんで店員さんに話しかけられるのが苦手なので、決まったところにしか行けなくなりそう。一生ÉLÉMENTSに来ればいいのかな?(笑)」

ÉLÉMENTSはアパレル店の中でもかなり珍しい、靴を脱いで上がるスタイルの店舗。最初は「入りづらい」と思うかもしれませんが、オーナーたちの人柄の良さもあり、まるで友だちの家に遊びに来たかのような、不思議なリラックス感があります。

店内で自由に自己表現していく宮下さん。着こなしの軽い洋服のおかげで、手足もよく動きます。長いスチール撮影ではポーズに困ることもあると話していましたが、今日は伸びやかにポージングを楽しんでいきます。

宮下「スチール撮影は、いつもよりかっこいい自分になれるので好きです。よく、動きが遅めと言われるのですが、動画より気を使いません。カメラに映る自分ってこんな感じなんだ、という新しい発見があるのも嬉しいです」

アパレル店員さんとの交流は苦手という宮下さんですが、撮影を通して少しだけ仲良くなれた小野さんと橋本さんに、次回コーデのご相談。

小野「普段は白と黒、どっちの方がよく着ますか?」
宮下「えっと…黒です(真顔)」

ちょっぴりまだ緊張しているみたいですが、宮下さんの「着たい服」と、スタイリングも得意だという小野さんから見た「着せたい服」の着地点を見つけていきます。

宮下さんは普段着ない個性的な色のシャツが気になるよう。そこにオーナーさんたちのアドバイスで、宮下さんのスタイルの良さや、オーラのある顔立ちを生かした「高級感」を追加。悩みぬいた末、秋らしいダークトーンの色味でまとめた特別なコーディネートが完成!

メンズライクなアイテムを、宮下さんはどう着こなすのでしょうか……?
こちらのコーデは後編で登場するのでお楽しみに。

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