Business as Usual
🏠Open 14:00〜20:00
東京都渋谷区神宮前3丁目20-5 2F
03-3479-4595
「まるで昔から着ていたような」こなれ感が、古着の魅力
店長である重光さんは、原宿だけでなく下北沢でも古着店を経営しているベテランバイヤー。買付は、重光さん自身がアメリカで行っています。
重光さん（以下重光） 『Business As Usual』は、自分が経営している中でも最も歴史の長い店舗ということもあり、僕個人の好みがそのまま反映されていっていると思います（笑）。昔は、もっと典型的な古着や、尖ったデザインのものも多く置いていたのですが……。僕自身、この仕事を続けながら歳を重ねていく中で、服に落ち着きを求めるようになっていったので、古着ならではのかっこよさがあるものをセレクトしながらも、使い勝手や汎用性も意識しています。
店舗の服はメンズサイズが中心ですが、女性客の来店も少なくないそう。重光さん自身も、山岸さんのスタイリングをしてみて、古着の汎用性について再考する部分があったと言います。
重光 僕自身がオーバーサイズな着こなしが好きなので、大きめサイズでこなれ感のあるトップス、ボトムスを多く取り扱っています。今回モデルを務めてくれた山岸さんにも『Business As Usual』らしいスタイリングを提案させていただいたと思うのですが、メイクやヘアセット、小物使いが彼女らしくなるだけで、いつもの『Business As Usual』らしさともまた違う魅力が出たと思いました。
重光 改めて、古着の懐の深さを思い知りましたね。始めて出会う服でも、その人らしく着こなせば、まるで昔から持っていた服だったかのように馴染んでくれるのは、古着ならではの魅力の一つです。
『Business As Usual』の特徴の一つであるオーバーサイズ感は盛り込まれたものの、ボトムのサイズ感や肌見せ感などで、女性らしさが強調されたスタイリングも。
重光 山岸さんのようなスタイルのいい女性だと、露出感が減って女性らしさがなくなることを懸念される方もいると思います。だけど、肌見せだけが女性らしさではない、と僕は思っています。今回、いくつかのスタイリングは、僕が“女子に着てほしい”という欲望も詰め込んでみたのですが（笑）。まるで、彼に借りたかのようなオーバーサイズ感。着こなしによっては、逆にヘルシーさやセクシーさも際立つと思います
セクシーの考え方も、色々。直接的に肌が見える服ももちろん素敵だけど、見えないからこそ際立つ魅力もあるということです。
一期一会の出会いを楽しんでほしい
コロナ渦を過ぎ、昔のような賑わいを取り戻しつつある原宿エリア。新しい古着店も増えているとのこと。
重光 裏原エリアも、時代やトレンドに合わせてどんどん変わっていっていますが、僕のスタンスは当時からあまり変わっていません。肩肘張らないで入れる店というか、古着が大好きな人じゃなくても、気兼ねなく入店できるような店舗を目指しています。
重光 『Business As Usual』にはもう10年以上付き合いのある常連さんも訪れていただいていますが、お客様というよりも、たまに自宅にふらっと寄ってくれる友達のような感覚です。当時から接客に力を入れていて、着こなしやその人らしいバランスを提案しているうちに、仲良くなって通ってくれるようになった人がほとんど。中には、お茶を飲みに来ただけ、みたいな気軽さで店舗に来てくれる方もいます。
セレクトは数週間で一新されるので、訪れたタイミングではいい出会いがない、ということもあるのだそう。「でも、それでいいんですよ」と笑う重光さん。
重光 一般のアパレルショップのように、決まったタイミングでラインが変わっていくわけではないので、毎週ちょっとずつ、商品が入れ替わっていきます。だからいつ来ても、新しい発見がある。今日は違ったかな、という日は、おしゃべりして帰って下さってもいいんです。古着との出会いは一期一会ですから、頻繁に通っていただくほど、これぞという服と出会える可能性が高まるとは思います。
素材感、サイズ感、状態、色ムラ。古着には、新品の服を買う時とは違う目の付け所があって、その全てが噛み合う服を見つけるのは、まさに天文学的確率でもあるわけですが…。
重光 その確率をぐっと引き上げるのが、店長やバイヤーとの相性だと思います。古着店には必ず、セレクトする人間のセンスがにじみ出ていますから。店頭に立つ人間の服装や雰囲気が自分とは違うな、タイプじゃないなと思ったら、別の店舗を探してみてもいいと思います。古着店も星の数ほどありますが、相性のいい店舗を見つけることが出来れば、運命の出会いは確実に増えます。
「古着探し」＝「自分探しの旅」
撮影中の山岸さんも、何度も「逆に新しい！」と呟いていました。山岸さんが着こなしてくれた古着も、重光さんのセンスと好みが詰まったスタイリング。その人の持つ魅力と、古着店やバイヤーが持つセンスが融合することで、山岸さんのように新しい自分を発見できることがあるといいます。
重光 女性服はトレンドの流行り廃りが激しいので、必ず迷走期間がやってくる時期があると思うんです。今のトレンドと自分のセンスが合っていないと、どこで服を買えばいいか分からなくなったりしますよね。
古着は、そんな時につなぎとして着れるものだったりもします。安くて今どきな服は、表通りに行けば手に入ると思います。でも、古着は時代を選ばないものが多いので、どんなトレンドにも何故か馴染んでしまう、不思議アイテムなんです。
バイイング（仕入れ）の際には、その時々のトレンド感を持つアイテムを優先的に確保することもあるのだそう。トレンドど真ん中の服は、トレンドが去ってしまえば古めかしくなってしまいますが、今どきらしいエッセンスが入った古着なら、トレンドが去ってもこなれて見える、と重光さん。
重光 うちの店舗には色々な年代、性別の方が遊びに来てくれますが、みなさんどこか自由そうにしている、という共通点があります。自分らしさを常に求めている人たちは、周りの意見に流されない人が多かったり、人と違うことを恥ずかしいと思っていない人もいます。
平日はスーツで出勤しているけど、と言いながら、土日だけはと自由な服でいらしてくれる方もいらっしゃいます。自由の形は人それぞれだと思いますが、ここで服を見ている瞬間、みなさんの肩の力が抜けているといいなと思います。
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#古着女子 vol.7 山岸あや花【前編】
あなたは、どんな服が好き？
私たちの生活に欠かせないファッション。自分のために着る服も、誰かのために着る服もあるでしょう。あんな服やこんな服、本当はもっと、いろいろ着てみたい。それに……大好きな推しのファッションだって、あんなテイストやこんな服、いろんなあの子を見てみたい。今回は山岸あや花さんが、原宿のユーズドセレクトショップ『Business as Usual』へ。いつもよりカジュアルなお洋服に身を包んだ山岸さんのくだけた表情を、たくさん切り取りました。
「MNKM×fempass BeV コラボ企画第4弾」新作アイテム情報をお届け！
セクシー女優をモデルとしたアパレルグッズプロジェクト「fempass BeV（フェムパス ベヴィー）」と、東京を拠点にオリジナルアイテムとUS古着を販売する「MNKM（ミノカモ）」のコラボ企画第4弾！
モデルにmiruさん、松本いちかさんを起用した特別なアイテムを、5/24（金）正午より販売開始します！
my best coordinates #2 架乃ゆら
女優さんのお気に入りコーデに着目する本企画では、
私服や下着、バッグやアクセサリーまでこだわりのポイントをきいてみました。
ファッション雑誌のような感覚で、ごゆっくりお楽しみください。
あなたを好きでいたかった ―Short story—
「月ともぐら」お月ちゃんと現場レポート“葵いぶき”編 お月ちゃんは男子にどんな偏見を持ってる？
お笑いコンビ・モグライダーがMCを務めるバラエティー番組「月ともぐら」（テレビ東京・毎週木曜27:05～放送）は、モテない芸人たちのためにモテのノウハウを伝授するモテ男育成バラエティー。
夜空に華々しく輝くお月様のような女子たちと、地中深くに潜ってウジウジしているモテない男子・通称「もぐら男子」が様々な企画で触れ合うことで、共に向上していこうという番組です。
そんな本番組の舞台裏を、実際に番組に出演するお月ちゃんといっしょにレポートしていく本連載では、毎回異なるお月ちゃんたちと撮影現場の舞台裏をフォトレポート形式で紹介していきます！
#fempassグラビア部 第九回 はんなりGカップ・岸明日香さん＜前編＞
女性スタッフが多いfempass編集部、グラビアアイドルさんと一緒に仕事をしてその魅力にハマり、もっと一緒に撮影がしたい！ということで女性も(もちろん男性も)楽しめるグラビアを目指す「#fempassグラビア部」が発足しました。
今回は“あすぽん”の愛称で人気の岸明日香さんです。はんなりとした岸さんの雰囲気にゆったり癒される空間での撮影となりました。
カメラマン、スタイリスト、ヘアメイク、編集、女性スタッフで作り出すヘルシーだけどセクシーなグラビアをお愉しみください。
