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撮影1日目。
この日は、本編のクライマックスとなるライブハウスでの撮影からスタート。
今回の主人公・雪平さくら役の宮下玲奈さん。
あまり緊張した様子も見せず、早速リハーサルが始まります。
次作の主人公となる葉山みなみ役の希島あいりさんは観客役として登場します。
直接さくらとの関わりはありませんが、同じ時間・同じタイミングで同じバンドのライブへ訪れていることが、『fempassCinema』のコンセプトになっている「繋がり」になっています。
バンド演奏で披露した新曲、『夢見草』は、花の「桜」の別称です。
さくらと共に過ごしていた時間に完成した曲のタイトルは、さくらの名前から取られたものでした。
しかし、曲をすべて聞き終わる前に、さくらは目の前にいるリョウの彼女の存在に気付いてしまい、その場をあとにします。
彼女が来ているのに、浮気相手であるさくらとの曲を歌う鉄の心臓を持つリョウ。
なんの悪意もなく、リョウの作った曲の変化について彼女へ尋ねる友人のみなみ。
それに気付かない彼女。
ライブに訪れたのはいいものの、目の前に広がるカオス。
世界の狭さに、さすがのさくらも内心驚きます。
どことなく居心地の悪さを感じ、さくらはライブハウスを出ます。
そんなシーンで初日の撮影は終了!
さくら自身はセリフのないカットでしたが、表情は魅せられるもので、一気に場の空気を作ってくれました。
撮影2日目。
この日は朝からの撮影。快晴でした!
ヘアメイクが終わったさくらは、スタバを飲みながら撮影のセット組みの待機中。
さくらの明るい笑顔で最高の1日のスタートが始まります。
この日の撮影は、本編での冒頭に当たる、二人の出会いのシーンから。
さくらの働くカフェに作業をしに来ていた客のリョウは、あることをきっかけに話しをする関係性となります。
監督と綿密に打ち合わせをしている二人。
セリフのあるお芝居はこのカットが初だったため、ギリギリまで台本を確認するさくら。
実際カメラが回ると、のびのびと演技をする姿に、制作スタッフも心が癒される瞬間がたくさんありました。
モニターチェック中。
これから始まる甘酸っぱい二人の関係性を表すような爽やかなシーンです。
会話を重ねるにつれ、親密になっていく二人。
そこで、さくらからリョウへ飲みの誘いをします。
一層作業に精を出すリョウ。カフェのカウンター裏では、さくらは今日会う予定だった彼氏へ約束をキャンセルする連絡をします。
タイトルである「今、この一瞬を愛して」にも繋がる、その時一瞬の楽しさ・快楽を選んでしまうさくらの、欲求に素直な部分が表されているシーンでもあります。
カットがかかりオフの二人。終始和やかな雰囲気で撮影は順調に進んでいきます。
続いては、リョウの自宅での撮影です。
女慣れしているリョウのリアルな自宅のセット、気合が入っています。
お酒やつまみが転がっている部屋。宅飲みを理由にリョウの部屋へと二人が入ったことが想像できます。
初めての夜を過ごす二人。
カフェの店員とお客という立場を拭うように、ただの男女として交わりあう二人ですが、終わった後は意外とあっさりしたものです。
ピロートークもなしにシャワーを浴びにいくさくら。名残惜しそうなのはリョウだけ。
さくら自身は、リョウへの好奇心はありつつも、セックス後の甘い時間に対しては興味がありません。さくらの淡泊な性格がここで明らかになります。
続いて、別日のベッドシーン。初夜よりもさらに仲が深まっているように思えます。
「リョウくんってさ、急にいなくなっちゃいそうだよね」とつぶやくさくら。
「でも、俺から連絡来なくてもそんなに気にしなくない?」と、一見冷たくも、さくらの性格を理解しているリョウの返答。今回のお話のキーポイントとなるやりとりです。
「だって、うちらに未来なんてないんだし」というさくらの言葉からインスピレーションを受けたリョウは早速そのフレーズを曲に落とし込みます。
さくらの名前から取られたその曲は、本編最後に流れるので要チェックです。
切なくも儚いこの瞬間交わっただけの二人が、リョウの曲によって「続いていく」ものに変化していく。刹那主義のさくらにとっても、記憶と記録に残る自分への曲は嬉しいものです。
続いて、外での撮影です。
リョウから招待されたライブ会場から離れたあとの帰り道のシーンです。本編の中ではラストのシーンとなっています。
リョウがさくらのために作った曲「花見草」を鼻歌まじりに歩いていきます。
そして、さくらはリョウの連絡先をブロックし、どこか清々しい顔で進んでいきます。
一瞬だけでいい、だからこの瞬間を愛し、愛されたい。
さくらのそういった想いはここで消化されます。
次の場所へ移動します。
リョウからの連絡がしばらくないことに、寂しさに似た感情を覚えるさくらの一人のシーン。
ベッドで「俺から連絡こなくても気にしないでしょ?」と言われ、「たしかに(そうだね)」と返答したさくらですが、その裏ではやはり少し気になる部分もあります。
その矛盾が、さくらの未熟さや幼さとして表現されています。
離れていいけど、それは自分の気持ちが先に離れてから。という自己中心的な考え方が無意識のうちにさくらの中で根づいています。
待機中のさくら。
たこ焼きの匂いがする~とスタッフと言い合い、このシーンの撮影後にたこ焼きを食べることになりました(笑)
宣言どおりたこやきを食べながら小休憩!
スタッフも一緒に美味しく頂きました。
いよいよ最後の撮影に移ります。
さくらのバイト後に合流し、二人がお酒を飲みつつ、イヤホンを片耳ずつ着けて歩くシーン。
リョウは彼女がいることを明かしますが、さくらは特に気にする様子もなく、むしろ後腐れのなさを感じて好意的に思います。
そして二人は、深い関係へ潜り込むように、手をつないで横断歩道を走って渡ります。
若さゆえのスピード感のある展開が甘酸っぱさを引き出しています。
これにて撮影は終了!少し雨も降ってくる中でしたが、乗り切りました!
さくらもリョウも長い時間頑張ってくれました。
記念に1枚。
YouTubeにて公開中のfempassCinema「今、この一瞬を愛して」
撮影時の写真と裏話を、ここだけでの限定公開です。
撮影の裏側を想像すると、また違った見え方になるかもしれません。
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あの人を超える人がいない - Behind The Scenes -
YouTubeにて公開中のfempassCinema「あの人を超える人がいない」
撮影時の写真と裏話を、ここだけでの限定公開です。
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狂ってる ‐ Short Story -
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カバーモデル連載では毎月、豊かな感性と多彩な視点で生きていく人々の姿をお届けします。
第45回目に登場するのは、美谷朱音さん。
2017年のデビューから丸7年。自身でも“職人気質”と語る通り、努力を重ねてきた今、気持ちの変化があったのだと話します。来年7月での引退を発表したお仕事の話から、プライベートのこと、さらに今後の目標も聞かせていただきました!