自分に必要なものを、必要なだけ
透明感のある肌に、引き上がったフェイスライン。ひまわりのような笑顔を咲かせる時があるかと思えば、時々見せてくれる凛とした表情には、同性すらもドキッとさせてしまう――ヘルシーさと色っぽさのギャップが、彼女の魅力の一つです。
メイクに関しては凝り性な一面があるそうで、休日には1人、外出の用事がなくてもメイクを研究してみることもあるそうです。
葵 自分に似合うメイクは、自分の顔で試してみないと分からないと思っています。ネットやSNSで気になったアイテムも、時間を見つけてテスターを肌に乗せにいってみることも多いです。現場で使ってもらった時に気に入ったアイテム以外は、基本的に色やテクスチャなど確かめてから購入します。
同じシャドウでも、のせる肌の色やお顔の印象によって、イメージががらりと変わるのもメイクの醍醐味。だからこそ、葵さんが大切にしているのは「自分に合うかどうか」です。
葵 自分の顔にメイクするのって、好きな絵を描いているような感覚で楽しいです。気になる部分を隠せたり、もっとこうなってほしいって理想に近づけたり……コスメも好きなので、気が付くと色々なアイテムを使いすぎてしまうことも多いので、普段のメイクは必要なものを必要なだけ使うことを心がけています。
メイクが好きだからこそ、葵さんのメイクテーマは「引き算」。足し引き具合を見極めるためには、自分の肌や顔を理解することも大切です。
葵いぶきが研究し尽くした1軍コスメたち
「自分の顔は画用紙、メイクは絵の具」と語ってくれた葵さんが研究し尽くした毎日メイク。早速、そのレシピを詳しく解説してもらいましょう。コスメバッグは超特大、これでも全部は収納できなくなってしまったほどだという葵さん、こだわり1軍コスメをご覧あれ!
ファンデレスでナチュラル見えなベースメイク

左上から SUQQU ザルーズパウダー(フェイスパウダー) Elegance モデリングカラーアップベース UV LV600(化粧下地) d`Alba UVエッセンスウォーターフル(日焼け止め下地) ウォンジョンヨ アクアグループライマー(部分用下地) SO NATURAL オールデイ メイクアップフィクサー(フェイスミスト)
葵さんメイクの中でも、より細かい研究が重ねられているというベースメイク。その日の肌状態によって使うアイテムを変えるそうですが、崩れづらさに特化した一軍コスメたちを紹介。
葵 どれだけかわいいアイメイクやリップメイクが出来たとしても、ベースメイクが崩れてしまったら台無しに。私は乾燥肌なので、なるべくファンデーションを使わないようにしているので、下地やパウダーにはこだわっています。
ファンデーションの代わりに使うのは、カバー力やカラーリングの異なる数種類のコンシーラーたち。

左から tfit カバーアッププロコンシーラー クール(コンシーラー) NARS ラディアントクリーミーコンシーラー(コンシーラー) DIOR スキンフォーエバー スキンコレクトコンシーラー 0n・1n(コンシーラー)
葵 クマなどをフォローする時には、tfitを使います。出来たばかりのニキビとか、強い赤みを隠す時には、カバー力の強いNARS先輩が大活躍。DIORのコンシーラーは伸びがいいので、ハイライト代わりに使っています。
化粧下地やコンシーラーを部分によって使い分けつつ、美白に仕上がるラベンダーカラーのフェイスパウダーをオン。韓国で見つけたお気に入りのフェイスミストを振れば、ノンファンデでもくすみ感やムラのない、葵さんのヘルシー肌が完成。
色使いより陰影で遊ぶ

左上から
DIOR ロージーグロウ 001(チークカラー)
DIOR バックステージ フェイスグロウパレット 002(フェイスカラー)
&be クリームチークラディーレッド(チークカラー)
MAC ミネラライズスキンフィニッシュライトスカペード(ハイライター)
陶器のようなヘルシー肌には、内から発光するようなハイライトが好相性。チークは発色よりも、血色のいい女の子らしさの表現が重視。
葵 チーク系やハイライトパウダーはフェイスブラシを使って、ふんわり発光するように調整します。ナチュラルに見せたいので、ハイライトパウダーはパールの細かいものを選んでいます。特にMACのハイライターは、内側から潤って見える自然なツヤ感がお気に入りです。
DIORのフェイス用パレットは、ハイライターもシェーディングもセットになっている優れ物。鼻筋やフェイスラインは、左下のカラーで程よく引き締めます。
フェイスカラーだけでなく、アイメイクも血色感や抜け感をコントロールが中心。
2種類のパレットは、使いたいリップや服に合わせて使い分け。葵さんのアイメイクは、色で遊びたい気持ちをぐっとこらえて、色味控えめ。
葵 アイメイクってメイクしてる感があってすっごく楽しいんですが、私の場合目周りに色を載せすぎるとケバく見えやすくなってしまうので、普段はマット系のシャドウで陰影を強調する程度に抑えています。