藤井いよな
1998年6月24日生まれ。2020年11月13日にアイデアポケットにてAVデビュー。専属女優として活躍する一方、アニメや漫画好き女子としての一面も。小さいころからアニメや漫画に親しみ、現在は『クレヨンしんちゃん』のほかにも『ヒプノシスマイク』や『僕のヒーローアカデミア』にもハマっている。好きなバンドはL’Arc〜en〜Ciel。
『クレヨンしんちゃん』には愛も友情も「全部」詰まっている!
——藤井さんは無類の『クレヨンしんちゃん』好きだそうですね。ハマったきっかけは何ですか?
藤井いよな(以下、藤井) 物心ついたころからずっとテレビで観ていて、気づいたら好きだったんです。成長してからも、毎週TSUTAYAでさまざまな作品を借りてきて、よく観ていました。
しんちゃんには友情も、家族愛も、兄弟愛も、ペットへの愛も、成長も、ホラーも、王道バトルも、恋愛も、全部があるんですよ。なので飽きないんです。
——初めから大ファンだったんですね。
藤井 えへへ、はい(笑)。漫画よりアニメ派で、映画は全作品を何十回から何百回は観てます。家にいるときもBGM代わりに流してるんです。
――よく流すお気に入りの作品はあるのでしょうか?
藤井 そのときにハマってるやつを毎日かけることが多いですね。今は『電撃!ブタのヒヅメ大作戦』が多いです。でも、映画の中で一番好きなのは『暗黒タマタマ大追跡』! これはずっと変わりません。
——5作目の映画ですね。なぜ一番なんですか?
藤井 ひとつは、純粋に話が面白いから。いつも笑っちゃうのは、ローズというキャラが「(敵と戦うなら)何か武器が必要ね」って言ったとき、しんちゃんが「これはどう?」ってさりげなく鉄パイプを持ってくるんですよ。で、ローズが「この子ろくな大人にならないわよ」って。もう、このシーンめっちゃ好きです(笑)。
藤井 それから、兄弟愛が感じられるところも最高で。この作品は、しんちゃんの妹のひまわりが初めて登場する劇場版なんです。泣けるのは、ラストでひまわりが敵に空中へ投げられたとき、しんちゃんが建設中のビルの頂上からダイブしてキャッチするところ。
『嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』という映画でも、しんちゃんがひまわりを救うために、生きて帰ってこられるかわからない機械の中に飛び込むんですよ。しんちゃんの、大事なものを守るために危険なところに飛び込めちゃうところがいつも泣けます。かっこいいお兄ちゃんなんですよ。
——すらすらとタイトルやシーンが出てくるところにも驚いています。藤井さんにとってしんちゃんは生活の一部なんですね。
藤井 そうですね。何もしたくないし、気分が凹んだりした時、しんちゃんだけは観れるんです。
しんちゃん入門編!藤井さんオススメ映画
——改めて『クレヨンしんちゃん』を観たいなと思っている大人にオススメの作品は何でしょう?
藤井 (しばらく考えて)まずはめちゃくちゃベタに『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』。しんちゃん映画で一番の名作は、やっぱりオトナ帝国だと思います。
「20世紀博」というテーマパークに大人たちがハマってしまって、みんな大人になったことを忘れて子どもに戻っちゃう。そこでしんちゃんたち「かすかべ防衛隊」が、自分たちの21世紀を取り戻すために、大人を取り返しに行くというストーリーです。
——劇場版のなかでもとくに名高い一作ですね。では藤井さんのオススメはオトナ帝国ということで……。
藤井 オトナ帝国と『ヘンダーランドの大冒険』『暗黒タマタマ大追跡』を連続で順番に観てみてください!
——順番も決まっているんですね!?
藤井 ヘンダーランドは、地球征服を企む悪者が作った遊園地が舞台なんですけど、しんちゃんがひとりの男の子として成長するんです。ひろしの「今俺たちの息子が少し大人になったところだ」というセリフがまた、ぐっとくるんですよね。
——そうなんですね。次の『暗黒タマタマ大追跡』の良さは?
藤井 ヘンダーランドは1996年公開で、暗黒タマタマは1997年公開と、元々続いている作品なんですね。万人に人気のオトナ帝国を観たあとに、ヘンダーランドで男の子として成長したしんちゃんが、暗黒タマタマでお兄ちゃんとしてもめっちゃ成長する流れを観てほしいです!
——本気のオススメプランをありがとうございます!
「ひろしのフィギュア、色違いで4体持ってます」
——藤井さんは、大好きなしんちゃんと自分を重ね合わせることはあるのでしょうか?
藤井 それはあんまりなくて、しんちゃんは「友だちの子ども」みたいな感じですね。ずっと観ているうちに、ひろしやみさえの目線になってきたというか……。
オトナ帝国も最初に観たころは「大人怖い! しんちゃんがんばれ!」という気持ちだったんですけれど、今観ると大人たちの方に感情移入します。今の家庭も大事だけど、子どもだった過去に戻りたい……そんな複雑な気持ちも分かる気がするんです。
——時が経つにつれてしんちゃんへの思いも変わっていきましたか?
藤井 幼いころは、しんちゃんは「大好きなアニメのキャラクター」としか思っていなかったです。でも20歳前くらいから一人暮らしを始めて、しんちゃんに没頭する時間が増えて。動画配信サービスのおかげで一日中ずっとしんちゃんを観れるようになって、改めて「しんちゃんってめちゃくちゃ深くね!?」て気づきました。
——一人暮らしをきっかけに、しんちゃん愛は増す一方なんですね。グッズもいろいろ集めているとか。今日持ってきていただいたのは、カンタムロボと怪獣シリマルダシ…?
藤井 はい。このカンタムロボと怪獣シリマルダシは、バンダイのサイトからしか申し込めない、受注生産のソフビ人形です。自宅には他にもヘンダーランドのマカオとジョマなど、いろいろなグッズを持っています。お気に入りはひろしのフィギュア。色違いで4体持っています。
——色違いで4体!?
藤井 花束を持ってたり、しゃきっとスーツを着こなしていたりと、カッコいいんですよ! 家の「しんちゃんコーナー」に飾っています。他にも小物系を集めていて、スーパーに行くときはしんちゃんのエコバッグを持っていきますね。
しんちゃんがアニメの中で使っているものは、一緒に使いたくなるタイプ。自宅で使っているお茶碗とお箸は、しんちゃんとお揃いです。
もし作品に登場できたら「野原家とすき焼きしたいです」
——それにしても、藤井さんの「ひろし愛」に驚きました。
藤井 やっぱり理想のお父さんみたいなところがいいなと思います。
——足が臭い、なんてネタにされることもありますが……。
藤井 いつもがんばって働いているから仕方ないです。それに「ひろしって女好きじゃん」とよく言われるんですけれど、アニメの「父ちゃんのヒミツのメル友だゾ」という回で、ひろしが電車で痴漢にあっている女の子を助けてメル友になるんです。
でもその女の子にデートに誘われたときに「相談ならいつでも聞くけれど、デートは若い男とするもんだぞ」って断るんです! ひろしはちゃんとわきまえているんですよ。
——ひろし、いい男ですね…。ちなみに藤井さんのしんちゃんの世界の”推し”というと?
藤井 悩みますね!推しというか……またアニメに登場してほしいのは、ローラーのコーちゃんです。
——それはどんなキャラクターですか?
藤井 しんちゃんのローラースケートの師匠で、元高校球児のオカマです。公園に暴れんぼうの犬を連れた悪いお兄さんが現れて、シロが襲われてしまうんですが、コーちゃんがボールを投げて犬を退治してくれるんです。
しかもお兄さんがビビって逃げるときにズボンが破れちゃうんですけど、コーちゃんはその場でズボンを縫ってあげる。強くて優しくて、しかも女子力も高いんです!
——かっこいい! 存じ上げませんでした……!
藤井 たぶん私、しんちゃんに優しくしてくれるキャラが好きなんですよね。ななこおねいさんと一緒にいるしんちゃんもとても好きです。
——しんちゃんが本気で恋している女子大生ですね。
藤井 しんちゃんがななこおねいさんを妄想しているところも可愛いし、ななこおねいさんの前だけではすごくいい子ぶって何でもできちゃうところも好きなんです。
あと、しんちゃんと風間くんのコンビも大好き。劇場版最新作の『謎メキ!花の天カス学園』はめっちゃ泣きました。
たぶんしんちゃんや「かすかべ防衛隊」の皆は、これから先もずっと一緒だと信じて疑っていないんですよ。でも風間君は頭がいいから、卒園したらバラバラになっちゃうと知っている。そんな風間君が不器用にいらだってしまうところがすごく可愛いんです。
——もし藤井さんがしんちゃんの世界に行けるとしたら、どんな役になりたいですか?
藤井 (しばらく真剣に考えて)ななこおねいさんか、みっちー&よしりん(野原家の近所に住む新婚カップル)くらいの距離感がいいですね。隣のアパートに住んでる仲良い人くらいの役。野原家とすき焼きしたいです。
ずっと側にあり続けるしんちゃん。将来の話は……
——この先「こういうしんちゃんがみたい!」という希望はありますか?
藤井 大人になったしんちゃんを観たいような、観たくないような。妄想はずっとしています(笑)。剣道編によよよぎ君というライバルがいるんですけど、もししんちゃんが10年後高校生になったときにまた剣道を始めて、よよよぎ君と11年ぶりの対戦をしたら、とか。ななこおねいさんとの仲も気になりますね。
——ありがとうございます。最後に、藤井さんにとって『クレヨンしんちゃん』とは?
藤井 朝起きて、顔を洗って、歯を磨いて、朝ごはん食べて……と同じ感覚で、常にそばにあるものです。興味のある方はアニメや映画をぜひ観てみてください!
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自身を「オタク」と称するほど大のゲーム・マンガ・アニメ好きなセクシー女優・西宮ゆめさん。子どもの頃から『ポケモン』のゲームや『週刊少年ジャンプ』のマンガなどに熱中し、今でも毎日欠かさず見ているアニメが多いそう。
そんな彼女が特に好きだという作品が『HUNTER×HUNTER』。「ここまで感情移入のできる作品はない」と語るほど特別な存在です。
思い入れの深いシーンやキャラクターなどを中心に作品の魅力をたっぷり語ってもらいました。西宮さんの溢れんばかりの“『HUNTER×HUNTER』愛”、ファンならずとも必見です!