11月。わんわんの月です。全日本わんわん大好き人間ちゃんへ『僕のワンダフル・ライフ』ねっちょりレビュー#8

ぺちこプロフィール

うお座の星の下に生まれた弩級のロマンチスト。“運命”とは、一本の時間軸上にあると考える淑女。つまりパラレルワールドモノは苦手。
ドライヤーが壊れてここ数日冷風しか出ません。それって思ってる以上に辛いです。おすすめのドライヤーを教えてください。

第8回はこちら！

僕のワンダフル・ライフ
監督：ラッセ・ハルストレム
主演：ブリット・ロバートソン、K・J・アパ
公開日：2017年1月27日　98分

<あらすじ>
1回目の犬生はレトリバー系の雑種、生後数ヶ月で殺処分されてしまった。
2回目の犬生は、赤いレトリバーと言われた。悪い人間に捕まえられて車内で熱中症になり意識が朦朧としていたところを、8歳の少年イーサンと母のエリザベスに救われた。
ついた名前は「ベイリー」。
これが最愛の人、イーサンとの出会い！　一緒にいろんなイタズラをして、沢山遊んで、恋だって見守った。初めての彼女とのデートにも付き添った。
だけど犬生は人生よりうんと短くて、イーサンが高校を卒業して暫くしてお別れの時がきてしまう。僕、イーサンを幸せにできたかな？

3回目の犬生では雌の警察犬・エリーとして大活躍。イーサンには会えなかった。
4回目の犬生ではコーギーのティノ！　今回も良い犬生だった。でもやっぱりイーサンには会えなかった。
5回目の犬生はセントバーナードのワッフルズ。ウエンディという女性に引き取られたけどパートナーのヴィクトールから嫌がられ、散歩にも連れて行って貰えず虐待された挙句、捨てられてしまう。

今度こそイーサンに出会う為に大脱走！　彷徨った末にようやく見つけたイーサンは50歳ほどになっていた。あれやこれやでイーサンに再び家族として受け入れてもらったけれど、僕のことを「バディ」と呼ぶ。僕の名前は「ベイリーベイリーベイリー！！」どうしたら気付いてもらえるかな？

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犬ちゃんと人間の、真の愛情物語！爆泣き御礼申し上げます
犬、一生愛す

全犬ちゃん飼い人間たちはこの映画を観てどうなりましたか？
私は映画館から家に帰るまで信じられないくらい泣き、家についてすぐ犬ちゃんを抱きしめながら泣き疲れて寝て、朝起きたら急性中耳炎になっていました。

「お涙頂戴が見えすぎていて、動物モノは苦手」そんな方もいますよね。
でもあなたに愛するペットちゃんがいるのであれば、ぜひぜひ観てほしい！

原作は『野良犬トビーの愛すべき転生』（W.ブルースキャメロン著）です。原作が最愛の犬ちゃんを亡くしてしまった恋人のために綴られた内容なだけあって、大切なペットちゃんたちと生きる全ての人たちの心が救われる、とってもとってもあたたかい作品。

一生一緒にいたいけど、どうしたって考えてしまう犬ちゃんとのお別れ。
だけどもしうちの犬ちゃんが、ベイリーのように、もう一度私に会うために生まれてきてくれたら。
輪廻転生系ラブストーリーが大好きな夢見る少女世界代表のわたくしですが、さすがにそんなこと現実に起こりえないとは分かっている。でも！　DEMO！　犬ちゃんに置き換えた瞬間、心の底から信じたくなっちゃう、いやこれが正解です。全犬、転生します。

もうタイトル打った段階から思い出し泣きしてるってのよ。
全犬ちゃんたちを、私たち人間は命を賭して絶対に幸せにしてあげなくちゃいけないってのよ！！

コロナ禍になって良いことなんてほとんど無くなってしまったな～と暗い気持ちになることも多いけど、
唯一良かったと言えること、それは在宅率が増えて一日中おうちで犬ちゃんといられること。一生こうしてようぜ、犬。

生まれ落ちた瞬間から罪を背負っている我々のような、
生きているだけで傷つけあい、人を裏切り、人を憎しむ卑しき人間どものことを
少しも疑わずに、全身全霊のハッピーオーラで愛してくれる、犬。
なんちゅう特別に愛しき存在、犬。

今日は一分一秒でも早く家に帰ってあげよう
いつものお散歩コースをもう半周くらいプラスしてあげよう
次の休みにはちょっと遠くに連れてって、新しい匂いを嗅がせてあげようね

そんな風に思える毎日をありがとう、犬───BIG LOVE