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土屋さんに可愛いギャルを描いてほしい!という気持ちだけでチョイスしました『SUNNY 強い気持ち・強い愛』ねっちょり映画レビュー#9

SERIES -ねっちょり映画レビュー

「fempass」をご覧のあなたのおこもり需要に合うことを願いつつ、おすすめ映画を独断と偏見で、ゆるっと紹介していくコーナーです。
ねっちょりじめじめしたタイプの愛の星・うお座ガール(ぺちこ)が、ねっちょりじとじと読み解いたレビューですので、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

文・ぺちこ/イラスト・土屋みよ

ぺちこ プロフィール

うお座の星の下に生まれた弩級のロマンチスト。“運命”とは、一本の時間軸上にあると考える淑女。つまりパラレルワールドモノは苦手。
友人に「彼女探してる超イケメンの友達がいるんだけど紹介していい?」って言われたので
それ以上の話を特に掘り下げないまま食事会を開いてもらったところスロバキア人を紹介されました。
ダイバーシティ、の意識をもって2022年を迎えていきたい所存です。

第9回はこちら!

SUNNY 強い気持ち・強い愛
監督:大根仁
主演:篠原涼子、広瀬すず
音楽:小室哲哉
公開日:2018年8月31日 119分

<あらすじ>
空前のコギャルブーム90年代、青春の真っ只中にあった女子高生グループ「サニー」のメンバー6人。
20年以上という歳月を経て、それぞれ問題を抱える大人の女性になっていた。
専業主婦の奈美は、かつての親友・芹香と久しぶりに再会するが、芹香の身体は末期がんに冒され、余命宣告を受けていた。

「死ぬ前にもう一度だけみんなに会いたい」

芹香の願いをかなえるため、奈美は探偵事務所に駆け込み、当時のメンバー探しを始めるのだった。
強い気持ちと愛をもって、サニーは無事全員で芹香の前に再集結できるのか──

現在の奈美役を篠原涼子、高校時代の奈美役を広瀬すずが演じるほか、板谷由夏、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美らが顔をそろえる。音楽を担当するのはなんと90年代の音楽シーンを牽引した大ヒットメーカー、小室哲哉。(引退せんかったかー?!??!)

……と、名前を聞くだけでワクワクする顔ぶれ。何はなくとも栄子ちゃん!(そこーー!!)
ぺちちゃんは何といっても、栄子ちゃんが大好き。今回も期待以上のゴージャスな演技で魅せてくれました。見どころは絶対に、整形爆乳美魔女役の栄子ちゃん。

高校時代を担当した少女たちは、コギャルなんて歴史の教科書で習ったであろう
田舎から転校してきた芋少女を、広瀬すずちゃん。(美芋すぎんかーー?!)
孤高のモデル美少女を、唯一無二の美オーラで演じきったハマり役の池田エライザ様。(ハマりすぎではーー!?!?)
カリスマ的存在の中心人物を、実はぺちちゃんが一目置いている演技力がキラリと光る、山本舞香嬢。(ここ舞香んちだけどーー!?!?)

令和代表なフレッシュなかわいこちゃんたち。わざわざ眉毛も細眉にしたそう。えらい・・あの頃の眉毛だいぶ細いぞ 私なんてミリほどの細さだったぞ

90年代、女子の誰もが憧れた安室ちゃんの曲に彩られながら、
COCOLULU、ロコネイル、ワンウェイ、ルーズソックスを纏ったコギャルたちがわらわらと出てくる冒頭のシーンでは、あの時代を少しでも知る我々はワクワクせざるを得ないのであります。

冷静になっちゃうと
ダンスがちょっぴりこっぱずかしかったり
「え、コギャルってそんな簡単にクラブ行ったりヤクやったりしてたの・・?!」
とびっくりしちゃったり

ああ!細かいこたぁ置いといて、
是即ち、コギャル is いつだってチョベリグ!!
平成が生み出した最高の文化よ。

90年代、自我のあった女性たちが
鑑賞後、青春時代に想いを馳せ、ノスタルジックな気分で家路に着いて、色んなことがあったけど、まぁ人生そんなに悪くないかな、となる映画。

恐らく世代じゃない人が観たらめちゃめちゃわけわからん可能性がある。
わからんというか、ときめかんでしょ
あなた方アルバローザ見てときめかんでしょ

ストーリーもツメが甘々の甘だし、とってつけたような90’sソングも、中途半端なミュージカル風も、多分めちゃめちゃ気になっちゃう。しかし池田エライザがめちゃめちゃに可愛い。もうそんだけ。
そもそもコギャル、なんでこんな強いのか、変顔で写真撮るだけでよくもまぁこんな騒げるな女どもは、女の友情なんて薄っぺらいのにさ、って

あー!!うるへーうるへー!!
野暮なこと言ってんね!!!チョベリバーーーー!!!

なんやかんやいう映画じゃないんだよ!
安室ちゃんは最高なの!
ルーズソックスは神器なの!
アルバのショッパーも、
ロコネイルのストラップも、
一流のコギャルにしか許されなかった憧れのブランドなんだ

かくいう私は安室ギャル世代に憧れた、
そのちょい下の鈴木えみ全盛期世代のJKだったので、
ルーズソックス×ポロのセーターを永遠に羨んでいる
ハイソックス×イーストボーイ世代です。

今はシースルー前髪にくるぶしソックス?
そんな風に流行り廃りはあるけれど
やっぱり、いつの世も、女子高生ってそれだけで最強なんだ。

制服着て、記憶に残らないほどの他愛ない話をしているだけなのに
なんであの頃ってあんなに楽しくて無敵だったんだろう。

「あの頃が1番楽しかったな」って
何千回も言った気がするけど、
今も未来も、自分をもっと大切にできれば
もっと楽しくなるはずなんだよなあ。

生涯青春宣言しちゃお。

そしてTKよ、安室奈美恵よ、永遠なれ!
思い出とともに、安室ちゃんの音楽は永遠に生き続けます。

昨今、再びルーズソックスが流行っているというニュースもあり
諦め悪くも自分がJK時代にルーズソックスを履けなかったことをウジウジ言うぺちこちゃんなのであった。

今回はとにかく土屋さんの描いたギャルが見たい!!!という私的な感情で本作を取り上げちゃいました。うふふ

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