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クリスマスシーズンといえばこの映画『ラブ・アクチュアリー』ねっちょりレビュー#10

SERIES -ねっちょり映画レビュー

「fempass」をご覧のあなたのおこもり需要に合うことを願いつつ、おすすめ映画を独断と偏見で、ゆるっと紹介していくコーナーです。
ねっちょりじめじめしたタイプの愛の星・うお座ガール(ぺちこ)が、ねっちょりじとじと読み解いたレビューですので、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

文・ぺちこ/イラスト・土屋みよ

ぺちこ プロフィール

うお座の星の下に生まれた弩級のロマンチスト。“運命”とは、一本の時間軸上にあると考える淑女。つまりパラレルワールドモノは苦手。
うすうす気づいてはいたのだが、昨今のわたくしの血中ねっちょり球があからさまに下がっております。
わたくしのアイデンティティである陰湿な部分がカラッカラになってしまい、ねっちょりレビューも名ばかりだな、と反省している所存です。
そんな高揚も絶望もないここ最近のわたくしに鞭を打つべく、ホリデーシーズンに便乗していよいよ観てしまったこちら

ラブ・アクチュアリー
監督:リチャード・カーティス
主演:ヒュー・グラント リーアム・ニーソン ほか
公開日:2003年11月 135分

<あらすじ>
Love actually is all around.
『ノッティングヒルの恋人』の脚本を担当したリチャード・カーティスが監督。
ヒュー・グラントなどの豪華俳優がクリスマス直前のロンドンを舞台に、男女19人、9つの愛の風景をそれぞれの視点から描いていくオムニバス形式のラブコメディ。

クリスマスと言えば~~?!?でお馴染みの本作。
オムニバス映画と言えば~~?!?!でもお馴染みの、本作。

しかし恥ずかしながらわたくし、今の今まで観たことがありませんでした。
もう20年近く前の映画だということに驚きつつ、満を持しての初視聴。

オムニバス映画はころころと主人公が変わるからいまいち誰に感情移入したらいいのか焦点を絞れず、少し苦手分野だったりする。
しかも19人!!!! 覚えられんのそれ!!!!!
という大人数感に戸惑いつつも、点と点だと思っていた関係がクリスマス当日に向けてみるみると繋がっていく相関図。
あ、ネタバレに繋がらないよう19人の相関を説明するのが難しく、だいぶあらすじ端折りました。すまん、俺は弱い。

一括りに愛と言っても、それは多種多様あり、
恋人との愛、家族愛、夫婦愛、支えてくれたビジネスパートナーへの思慕、友人への愛、不倫、叶えられなかった恋。
月並みな感想ではありますけども、
自分にとっての愛とは
大切なものとは何か。
そんなことを改めて考えるきっかけになるような
愛する人に愛を伝えたくなる、クリスマスにおすすめのロマンティックな映画では、ある。

しかし愛ゆえに愛を捨てた女、ぺち。

Love actually is all around.
愛はそこらじゅうに溢れてる、と冒頭からかましてくる。
愛を求めて彷徨うモンスターのような私にとって、最も酷な設定ってわけだ。
そういう理由で20年間、こんな時期にこんな映画を観るってことをここまで避けてきたのに満を持して視聴、結果、まあまあ、普通に良い映画だったわけだが
視聴前にかなりの高評価を目にしてしまったものだから、私の中で期待値が上がってしまった結果、
思っていたより普通で少し肩透かしを食らってしまった気もする。

ただ、少年サム(土屋さまのイラストが今回も神)の愛のエピソードからの予定調和な流れは
こんな私でも多少のクリスマスマジックにかかり、キュンとくるものがあった。
健全な人間は、愛でぶっとばしてくんだ。世界を。
多少、周囲の人たちの幸せなホリデーを願ってしまうような愛に溢れた映画であることは、悔しいかな間違いなかったわね。

ほら、ねっちょりしてない。私としたことが。何がねっちょりレビューだ。これが人生の凪だ。
そして私は問いたい この師走の喧騒を
日本人はいつから「ホリデー」なんてかぶれた響きで呼ぶようになったのか
チキショー!愛する人々がいるお前らへ。大切な人を大切にすることだけに命を賭してください。
うぃっしゅゆあめりくり。ばい ぺちより

土屋さんに可愛いギャルを描いてほしい!という気持ちだけでチョイスしました『SUNNY 強い気持ち・強い愛』ねっちょり映画レビュー#9

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