ベッドにうつぶせになる沙月さんの、贅沢でなめらかなヴィーナスラインが映える。ワンピースをゆっくりと脱ぐと、よりいっそうゴージャスなボディがお目見え。きゅるんとかわいい目元とのアンバランスさにやましさを覚え、どきどきしてしまう。
沙月「えなちね、歌が上手い人がすきなんです。よくカラオケバーに行くんだけど、歌が上手い人から誘われると、すぐに『うん、いく❤』ってなっちゃう。だって歌が上手い人ってセックスが上手いんだもん。これ、ほんとだよ。ピストンがいいの。要所を押さえてくるっていうかさ。男の子にはバラードを歌ってほしいな。『ツキミソウ』とか『CITRUS』とか、『シャルル』とか。それで上手だと、うまーーーい! すきぃぃぃーーー! ってなっちゃうの」
こんな言葉を沙月さんからもらえるような人間になりたい……そう切に願ったとき。
沙月「あ! 岩盤浴!」
勢いよく起き上がる沙月さんは、「今日はね、岩盤浴が目当てだったの!」と、たわわなバストを隠す間もなく、パウダールームにあるすりガラスの向こう側をめがけて小走り。
すりガラスを開けると、シックな大理石風のバスルーム。3パターンのムーディーなライトがついて、浴槽の上には、雨のような細かいしずくが降り注ぐ、気持ちよさそうなレインシャワーも。
フローラルなバブルバスを入れたお風呂ができあがる前に、沙月さん念願の岩盤浴は、バスルームの奥のすりガラスの先。
沙月「えなちがPASHAのラブホ好きなののいちばんの理由って、岩盤浴かもしれない。ふつうさ、岩盤浴って全裸で入れないじゃないですか。でもラブホは全裸で入れるから、開放的ですっごく気持ちいい。疲れすぎて眠れない夜、ひとりでよく来るんです」
体の芯をふつふつと沸かせるような、心地よいあたたかさの岩盤浴に体を預け、ゆっくりとまぶたを閉じる沙月さんを見て、ラブホテルの役目って、パートナーと愛し合うだけの場所じゃないのだと切実に思い知らされる。
ラグジュアリーな雰囲気も、寝心地のいいベッドも、いたれりつくせりなパウダールームも。そして、裸になれる岩盤浴も。
すべてが、毎日をいじらしく生きるためなのです。
いろんな色が重なりあう部屋のなかで、変化する私をじっと見つめてほしい。【週末に大好きなあの人とお泊りしたい、ちょっとオトナなラブホテル】vol.11
一緒にいられるなら、どこだっていい。
ーーなんて、ごめん、きれいごと。
どこだっていい、けど。ほんとうは、よりきれいでゴージャスがいいし、非日常を存分に味わいたいし、そんなに遠い場所じゃなくて気軽に行けて、お泊りセットも持っていきたくないし、お財布もあんまり傷まない……すべてのわがままを叶えてくれるところで、一緒にいたい。
そんな、”都合の良さ”がぎゅっと凝縮しているのが、今どきのラブホテル。
旅行誌には載らないけれど、遜色なく魅力的なホテルを、百瀬あすかさん(以下、百瀬)とともに発掘&紹介してゆきます。
目が回るほどラグジュアリーで贅沢な空間、特別な時間をあなたと過ごしたい。【週末に大好きなあの人とお泊りしたい、ちょっとオトナなラブホテル】vol.10
一緒にいられるなら、どこだっていい。
ーーなんて、ごめん、きれいごと。
どこだっていい、けど。ほんとうは、よりきれいでゴージャスがいいし、非日常を存分に味わいたいし、そんなに遠い場所じゃなくて気軽に行けて、お泊りセットも持っていきたくないし、お財布もあんまり傷まない……すべてのわがままを叶えてくれるところで、一緒にいたい。
そんな、”都合の良さ”がぎゅっと凝縮しているのが、今どきのラブホテル。
旅行誌には載らないけれど、遜色なく魅力的なホテルを、白桃はなさん(以下、白桃)とともに発掘&紹介してゆきます。