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都内の一室がワンダーランドに。現実を忘れて楽しめるポップな2人時間【週末に大好きなあの人とお泊りしたい、ちょっとオトナなラブホテル】vol.20

SERIES -週末に大好きなあの人とお泊りしたい、ちょっとオトナなラブホテル

一緒にいられるなら、どこだっていい。
ーーなんて、ごめん、きれいごと。
どこだっていい、けど。ほんとうは、よりきれいでゴージャスがいいし、非日常を存分に味わいたいし、そんなに遠い場所じゃなくて気軽に行けて、お泊りセットも持っていきたくないし、お財布もあんまり傷まない……すべてのわがままを叶えてくれるところで、一緒にいたい。
そんな、”都合の良さ”がぎゅっと凝縮しているのが、今どきのラブホテル。
旅行誌には載らないけれど、遜色なく魅力的なホテルを、花音うららさんとともに発掘&紹介してゆきます。

スイーツホテルショコラ渋谷店
〒150-0044 東京都渋谷区円山町19-9
https://shibuya-sweetshotel.com/

302号室の扉を開けた花音うららさんは、目を見開いて、口をぽかんと開けて、文字通り絶句した。そして数秒後、渋谷中に響くような、大声。

花音うららさん(以下、花音)「なにこれ!!!!! えーーー!?!?!?」

視界にどどーんと飛び込んできたのは、カラフルな3頭の馬がくるくると廻るメリーゴーラウンド! バックには、なにやら陽気でエレクトロニカな音楽。
おかしいな、たしかラブホテルに来たはずなんだけど……。

混乱した花音さんも、「ちょっと一旦、冷静になりますね」と、ベランダへ。テーブルとチェアが置かれた広々としたベランダには、大きなドーナツの模型がどんどんどどんと積んである。そして今いるラブホテルの外観、スイーツが施された派手でポップな壁が見える。

花音「このラブホテル、すごいのは外観だけじゃなったんですね……。まさか室内にメリーゴーラウンドがあるなんて……びっくりしすぎて呆気に取られちゃいましたが、冷静になった今は、『早く乗りたい!』というウズウズしかないです(笑)」

そして室内に戻り、メリーゴーラウンドのスイッチをオン。ポニーサイズの馬にまたがると、「レッツ・ゴー♪」みたいな掛け声とともに軽快な音楽が鳴り、いやおうなしにテンションはマックスに。

花音「ママ見てる~?(笑)なにこれ(笑)不思議な気分すぎる!(笑)楽しい!」

はにかみつつ、困ったような満面の笑みで手を振る花音さん。平和な光景すぎて、今日までにあった「生きづらいなあ」って思うこと全部が、どうでもよくなりそう。

花音「子どもに戻ったように、『ちゃんと撮れてる!? あたしここにいるよー!』って、カメラを構えるママに手を振る気分でした」

興奮に頬を染め、上がった息を整えながら花音さんが次に注目したのは、魔女が住む森の番人面した、人面木……! こちらもスイッチをオンすると、お喋りしているように大きな口を動かし、ゆっくりとまぶたを上下して瞬きをする。

花音「木にぶら下がっているのはキャンディ? かわいい! 根本にはわたしのお気に入りのドーナツクッションが大量にあるし! 本格的なテーマパーク並の気合いの入れようですよね。この木、ちょっと怖いけどだんだん面白くなってくる(笑)。ジワる~!」

柔らかな人面木の鼻を指でむぎゅりと押す花音さんは、童心に帰りっぱなし。

その勢いのまま、テレビ台に備わるカラオケを発見して「歌う! 歌っていい!?」とおおはしゃぎ。

花音「この前、家族で旅行に行ったんです。で、事前に予約してあった宿に着いたら、そこ、ラブホテルだったんですよ! 当然のように部屋にカラオケがあったから、『とりあえず歌っとく?』って家族で1室に集まって操作していると、操作が難しくてAVが流れ始めて、お父さん大慌て(笑)。そのあと無事、聖子ちゃんの『赤いスイートピー』を歌いました。それでは聞いてください。『金曜日のおはよう』」

前説のような”ラブホのカラオケあるある”からの、歌って踊り始める花音さん。ベッドの弾力を生かして飛び跳ねながら、自然体な笑顔で歌う姿を見ると、今日までにあったすべての報われない出来事が吹っ飛んでいくよう。

一曲を歌いきった花音さんが「一汗かいちゃった」とつぶやきながら向かったのは、パウダールーム。ポップな洗面ボウルが、テーマパークっぽさをアップ。鏡にはさきほどのメリーゴーラウンドが映り込んで、メイク直しが楽しくなる。
さらに、かわいいだけじゃないのも魅力。

花音「ミラーが『androidミラー』なんだって。すごい、鏡でYouTubeとかが起動できるんだ! 髪巻いている時間、飽きなくてよさそうです」

その奥にはバスルーム。カラフルなタイルにピンクのバスタブで、「こんなお風呂がある部屋に、一度でいいから住んでみたい」という乙女の夢を具現化した空間に。

花音「めっちゃかわいい! タイルがキラッキラ! これをデザインした人、わかってますね!」

入室から、ずっとテンションマックスをキープしていた花音さんだけど、そろそろリラックスしたい時間なのか、開放的になった心身をベッドに預ける。そしてベッドに点在するドーナツクッションと戯れ、また極上の笑顔。

花音「見てみて、ドーナツに囲まれたー(笑)。って、こんな気分でいいんですかねえ、ずっと楽しいだけなんですよ私。このお部屋はカップル2人きりでくるよりも、男女何人かと来たほうが楽しいかもしれないですね」

おもむろに、ニット、そしてショートパンツを脱ぎ、チョコレート色の下着姿に。さきほどまでの楽しいだけの雰囲気から、一転してラグジュアリーなオーラをまとう。そして、意味ありげに話を続ける。

花音「あくまでも付き合う前、友達として来るんです。ほら、よくグループデートみたいな感じで、付き合う前の男女グループで遊園地に行ったりするじゃないですか。それで普通に、さっきの私みたいに、メリーゴーラウドに乗ったり木と写真を撮ったり、カラオケで盛り上がったりするわけです。それで、遊び疲れてみんなで雑魚寝しちゃうのか、それとも……」

寝返りを打つと、しなやかな体のラインが強調される。そして、さきほどの無邪気な笑顔を忘れてしまうくらい、妖艶な微笑み。

花音「こうやって一緒にベッドに横になったら、エッチな気分になっちゃうと思うんです。絶対に。こんなにかわいい部屋なのに、『結局、私たちって人間だよね』っていう。それで、いちゃラブじゃなくて、すっごい激しい汗だくエッチしちゃったり。あの木に手をついて『木が見てるよお!』なんて言ってみたり(笑)」

思いっきり童心に返って笑って、むせかえるような欲望をあらわにして。「本能には抗えないんですよ」という花音さんの言葉が、この部屋のすべてを物語っているのです。

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スイーツホテルショコラ渋谷店
花音うらら 公式Twitter

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一緒にいられるなら、どこだっていい。
ーーなんて、ごめん、きれいごと。
どこだっていい、けど。ほんとうは、よりきれいでゴージャスがいいし、非日常を存分に味わいたいし、そんなに遠い場所じゃなくて気軽に行けて、お泊りセットも持っていきたくないし、お財布もあんまり傷まない……すべてのわがままを叶えてくれるところで、一緒にいたい。
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一緒にいられるなら、どこだっていい。
ーーなんて、ごめん、きれいごと。
どこだっていい、けど。ほんとうは、よりきれいでゴージャスがいいし、非日常を存分に味わいたいし、そんなに遠い場所じゃなくて気軽に行けて、お泊りセットも持っていきたくないし、お財布もあんまり傷まない……すべてのわがままを叶えてくれるところで、一緒にいたい。
そんな、”都合の良さ”がぎゅっと凝縮しているのが、今どきのラブホテル。
旅行誌には載らないけれど、遜色なく魅力的なホテルを、東條なつさんとともに発掘&紹介してゆきます。