HOTEL APERTO
〒170-0004 東京都豊島区北大塚1-16-7
https://www.hotel-aperto.jp/
こんなに入るのにためらわないラブホテル、初めて来たかもしれない。
そう感じさせてくれる「HOTEL APERTO」が掲げるコンセプトは、「都市型デザイン」。
そのとおり、お目当てのプレジデンシャルスイート806号室も、洗練されたスタイリッシュさがあふれるお部屋。
統一感のあるブラウンの壁に、足元は一面、大理石。部屋の２面には足元から天井までの大きな窓。入った瞬間、タワマン住まいの成功者になった気分にさせられる。しかも、メゾネット。吹き抜けに堂々とそびえる螺旋階段を見た波多野さんが、声を上げる。
波多野結衣さん（以下、波多野）「螺旋階段がある！ どうなってるんですかこのお部屋。シンプルな外観からは一切想像できなかった、憧れがつまったお部屋です」
２階に上がりたくなる気持ちを抑えつつ、ひとまず、螺旋階段の足元にあるリラックスチェアに座り、辺りをぐるりと見回すと、パウダールムを発見。
ドクターシーラボに洗い流さないヘアトリートメント「PACHE キューティクルコート」にと、アメニティは当然のようにばっちり。
ドライヤーは“美容ドライヤー”として知られる高級アイテム「リファビューテックドライヤー プロ」で、お泊り後、来たときよりもきれいな姿で帰れそう。
そしてお部屋のメイン、リビングは、ラブホの常識を覆す抜群のインテリアセンス。
波多野「おしゃれな本棚とかウッドブラインドとか、タワマンのモデルルームみたい。住みたい気持ちになりますね～！」
過剰なキラキラやリゾート風のコンセプトもラブホらしくていいけれど、日常と憧れが絶妙なバランスで融合している。
波多野さんは、ソファで感慨深げな表情を見せる。
波多野「私が10代で初めて行ったラブホテルも、やっぱり『ラブホらしいラブホ』でしたね。田舎だから、部屋に車を横付けできるタイプで、部屋の中は使い込まれている感じがして（笑）。相手は出会い系で知り合った40代の居酒屋さんを経営しているおじさんで、２，３回して別れちゃった。初めての相手でしたが、『なんか、思ってたのと違う……』と思って（笑）。おじさんが初体験だったことはまったく後悔していませんが、ラブホはちょっと後悔というか、こういうキレイな場所でしたかったなあ」
波多野「お部屋にコーヒーメーカーがあるなんて。田舎のラブホは絶対にないよー」
大型液晶テレビまわりには、カラオケからプロジェクターまで完備。なにげに、BOSEのスピーカーがうれしいところ。
小上がりにはクイーンサイズのベッドがあり、寝心地は最上級。その理由は、“人生を変えるベッド・マットレス”というキャッチコピーのもと世界中で愛されているベッドブランド「シモンズ」のマットレスだから。
波多野「大塚で三ツ星ホテル級の寝心地が味わえるなんてー！ はあ、しあわせ」
なすがままに身を沈める一方で、波多野さんの目線の先は、遮光カーテン。大きな窓からの眺望が気になるご様子。
波多野「カーテン開けていいですか？ えい！ あら～！ いいですねー！ 開放感がすごいですね。都会のど真ん中も感じられるし、空も広い！」
昼は陽光降り注ぎ、夜はネオンが星のよう。いますぐに、窓辺に手をついてイチャイチャしたい欲望に駆られる。
一通り１階を満喫したら、いよいよ螺旋階段を登り、２階へ。
なんと全面浴室。14畳はありそうな広々空間には、テレビ、半月の形をしたレインボーブロアバス、そして打たせ湯気分も味わえるレインシャワー。
さらにガラスドアがあり、やっぱり広々としたテラスが登場。だらりとくつろげるソファで、火照った体をリフレッシュさせたい。
波多野「ここ、絶対いい！ 最近私、サウナにハマっているんです。だから外気浴には目がなくて。ジェットバスを楽しんだあとここで外気浴をしたら、気持ちいいだろうなあ」
浴室で湯気を含んだ体を、波多野さんが冷ますのは、ベッドの上。
もこもこのニットを脱ぐと、上品なグリーンティーカラーのレース下着があらわれて、真っ白でしなやかな肌に馴染んでいる。
波多野「ここに来るなら、相手は好きな人がいいですね。どこかでごはんを食べてから来て、それからゆっくりお風呂に浸かって、外気浴をして……を何セットか繰り返して（笑）。私がサウナ気分を楽しんでいる間、相手はプロジェクターで映画を観たり、好きなことをしていればいいと思います。そう、エッチなことだけじゃなくて、お互いに好きなことができそうですよね」
余裕のある大人らしい立ちふるまいが、ここには似合う。そして波多野さんはふわふわの寝具にくるまりながら、名案を思いついたように言った。
波多野「あ、ここ、セカンドハウスにしたいかも」
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ーーなんて、ごめん、きれいごと。
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ーーなんて、ごめん、きれいごと。
どこだっていい、けど。ほんとうは、よりきれいでゴージャスがいいし、非日常を存分に味わいたいし、そんなに遠い場所じゃなくて気軽に行けて、お泊りセットも持っていきたくないし、お財布もあんまり傷まない……すべてのわがままを叶えてくれるところで、一緒にいたい。
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