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(2/2)【三上悠亜の“ハロプロなしでは生きてゆけない”】第6回 アイドル×ハロプロオタク対談(ゲスト:巫まろ)

SERIES -【三上悠亜の“ハロプロなしでは生きてゆけない”】

「安倍なつみ」さんのイケメンエピソード

――近い距離にいながら、オタク心が消えないのはすごいですよね。

 近すぎると好きなものが好きじゃなくなると聞いたこともありますけど、私はずっと「ここに入れてよかったな」と思っていましたね。ハロプロはグループ関係なくみんな仲が良くて、グループ間で曲を交換してパフォーマンスするようなこともあったから、そういうときにお互いに教え合うのも楽しくて。バチバチしている雰囲気の発言をあえてすることもあったけど、裏ではすごく仲良し。合同コンサートだと楽屋がグループごとなのに、グループ間で楽屋を行き来して一緒にご飯を食べたりお話したり。みんな優しくて毎回会うのが楽しみでした。

――グループ内でもグループ間でも「私(私たち)が目立たなきゃ!」という競争心はそこまでなかったんですか?

 それはどうしてもありました。例えば、研修生のときは関係者の方たちに名前が知られていないじゃないですか。それで直接言われていないので定かではないものの、子どもながらに「事務所的に推したい子にはベレー帽を被せているんだな」と当時感じていました。

三上 ああ! 被ってた! 研修生はみんな同じ衣装だからあんまり判別がつかないけど、その中で帽子を被っている子はすごく目立っていて。私の推しメンの(宮本)佳林ちゃんはいつも帽子を被っていたんですよ。帽子を被っている子は、よく目につく場所にいるなと思っていました。そういう理由があったとは納得です。

 帽子が来たときは、「よっしゃ! ついに帽子が来た!」となっていました(笑)。

三上 私からも質問してもいいですか?

 もちろんです!

三上 ハロプロにいた時の一番の思い出が知りたいです!

 小学生のときに大好きな安倍なつみさんの妹役として一緒に舞台に出演させてもらったんですよね。本当に憧れの方だったから「足を引っ張らないように」「私が失敗したら安倍さんの評価も下がるのではないか」と悩み過ぎて十円禿げができるほど(笑)。だけど、安倍さんがとっても優しくて「頑張ってるね」とお洋服をくれたり、安倍さんのご両親からも「なっちを支えてくれてありがとう」と言ってもらえたり……さらに、安倍さんと一緒にディズニーランドに行ったこともあって。それだけで夢のようなのに、私が何の気なしに「かわいい」と言っていたグッズをいつの間にか全部買っていて、帰り際にプレゼントしてくれたんですよ……。

三上 それはすごい! イケメンすぎる……。

 こんな人いるんだ!って思いました。アイドルとしてもあんなにキラキラしているのに、プライベートでもすごく素敵な方で。忘れられない思い出です。

ハロプロから学んだ「ファンへの接し方」

ーー巫さんから見て、ハロプロ在籍中のハロプロファンの印象はいかがでしたか? というのも、以前三上さんが「ハロプロ以外への興味のなさが心地良い」とお話されていて。

 たしかにそうかもしれないです!「ハロプロ」そのものへ愛が集中しているというか。アンジュルムを卒業したあとにインスタライブをしたときも、ハロプロ以外の曲を歌うと一気に視聴者が減ることとかもあって(笑)。

三上 ハロプロオタクはハロプロの曲が好きだし、ハロプロという組織が好きなんですよね(笑)。ハロプロを卒業してソロで活動を始めた子を応援したい気持ちはもちろんあるのですが、やっぱりハロプロにいるその子が好きだから。推しがハロプロを卒業したら、ハロプロの中で新しい推しをつくる人が多いと思います。ハロプロイズムに巻き込まれているのかもしれません(笑)。

――ハロプロを卒業して「巫まろ」として活動を始めてからのファン層はまた違うのでしょうか?

 全く違いますね。ハロプロ時代はお父さんより年上のファンの方たちが私の将来を気にして説教してくれて。今となればありがたいんですけど、当時は「そんなことを言うなら会いに来なきゃいいじゃん」と握手会で喧嘩することもありました。その人たちが今も会いに来てくれるので、嬉しいし、ファンの方たちのありがたみもすごく感じるから、「えぇ! 久しぶり!!」と積極的に対応すると「やさしすぎて、逆に怖い(笑)」と言われることも(笑)。

今のファンの子たちは自分より年下の女の子が多くて「かわいいな」って思います。悩み事とかをDMで相談してくれるので今度は私が親目線で接していますね(笑)。

ハロプロ時代の失敗と反省もあるし、今はファンの方たちとの距離もすごく近いから、より大事にしようと思って。一人ひとりの名前を覚えて、ファンの方から届くDMも毎日見返すようにしています。

三上 すごく共感します。私もアイドル時代からファン対応の意識が変わりました。当時は私一人を応援するよりも大人数のグループに所属している中の一人として応援する方が多かったから、「どうせほかの子が推しなんでしょ」と思ってしまい……ほかのメンバーを推している人を楽しませることができなかったんですよ。人気のあるメンバーは「自分に振り向いていない人も、ファンにする!」と積極的に対応していたけど、私にはそこまでの強さがありませんでした。今振り返ると私はグループ活動が向いていなかったなって。

その点今は、私に会いたくて会いに来てくれている人しかいない。ファンの方たちにいつも救われているし、みんなの思いにできる限り応えたいって思います。

アイドルでいること、アイドルを推すことで心身が健やかになる

ーー巫さんは一度アイドルを卒業して、そこからもう一度アイドルの活動を始めています。アイドルでしか叶えられないこと、満たされないこととは?

 アイドルじゃないと自分らしく生きられないなと思っています。何かつらいことがあっても自分の個性やパワーに変えていけるんですよ。最悪のメンタルになったとしてもそういうときにダークな曲を歌うとすごくハマったり、最悪な気持ちをパワーに変えてライブパフォーマンスで昇華できたりする。さらに、アイドルはそのままの私を好きだと言って応援してくれる人がたくさんいる。その環境で生きられるのってすごく幸せなことだなと思うんです。

とはいえ、一度アイドルを卒業したときはまたアイドルになるなんて全く考えていなかったのですが……このまま一般人として生活していくのだろうなと。バイト先で社員になる話をいただいたときは、社員になろうと考えていましたし。

三上 そうだったんですね……!

 でもそのタイミングで、プライベートで仲良くしていた大森靖子ちゃんから「なんでアイドル辞めたあとの方が痩せているの? それなら早くステージの上に戻ってきなよ」とZOCに誘われて。当時のZOCを見たら「人生1回しかないから、もう一度アイドルをやってみたい」と戻ってきたんです。そして今は、METAMUSE(旧・ZOC)の巫まろとして活動していますが、やっぱりアイドルってすごく楽しい。アイドルをしているから、心身共に健康に生きていられている気がします。

――三上さんが考える、アイドルを推すことでしか叶えられないこと、満たされないこととは?

三上 巫さんと同じで、私はアイドルを推すことで心身が健やかになります。一時期ハロプロの現場から離れていたのですが、基本はずっと仕事をして休みの日は家にこもって寝る生活を送っていて。でもまた現場に戻って、疲れていても推しに会いに行くと、ただ家で休んでいるときよりも息抜きになっていたりメンタルが安定するんです。それに頑張っている女の子たちを見ると、自分も頑張らなきゃと思えます。

 うん、うん……!

三上 さらに、学ぶこともいっぱいあって。何かに没頭できる気持ちが仕事の役に立ったり。アイドル時代はももち(嗣永桃子)から学んだことを一つも活かせていなかったけど、今はファンの人たちとの接し方に活かすことができたり。ももちから学んだファンへの接し方を実践していたら、女の子のファンから「そういうところが好き」と言ってもらえることもあるんですよ。今の自分になれたのはアイドルを推していたおかげだと思います!

三上悠亜さんの出演作品をチェックする(FANZA)

【三上悠亜の“ハロプロなしでは生きてゆけない”】第1回わたしの推し遍歴(前編)

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セクシー女優としてだけでなく、恵比寿マスカッツやHONEY POPCORNなどで、アイドルとしても活躍している三上悠亜さんも、そんな熱狂的ハロプロファンの一人。

聞けば、推しのTシャツを身にまとい、ツーショットチェキ会のレーンに並ぶこともあるのだとか。このインタビュー連載企画では、彼女をそこまで虜にするハロプロの魅力を探りながら、よそでは決して見せることのない三上さんの素顔に迫ります!

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【三上悠亜の“ハロプロなしでは生きてゆけない”】第2回アイドルオタク対談(ゲスト:ELLEGARDEN・高田雄一)

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【三上悠亜の“ハロプロなしでは生きてゆけない”】第4回ハロプロオタク対談(ゲスト:でか美ちゃん)

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